「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

主治医からの新たな『宿題』~「大人の発達障害」について調べてください!

うつオジサンの主治医は、ときどき思いつたように「宿題」を出します。それは、うつオジサンの「うつ病」が改善されないためです。
前回は、「双極性障害(躁うつ病)」と「単極性うつ病」についてでした。しかし、「双極性障害(躁うつ病)」でないと見るや、今度は「大人の発達障害」について調べるようにと「宿題」を出されました。

主治医からの新たな『宿題』~「大人の発達障害」について調べてください…!

発達障害と聞くと、子どもの病気のように思われるかも知れませんが、近年は成人でも「大人の発達障害」や「ADHD/注意欠陥・多動性障害」が多く確認されるようになっているとか。
それでは、「大人の発達障害」や「ADHD」とはどのようなものなのでしょうか?

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「大人の発達障害」が注目される理由とは…?

昨今の働き方の多様性や、また働くことに対する価値観の相違、ライフプランの多様性のために、勤務環境や社会環境は非常に複雑化してきています。

そのため、人間関係や業務内容が以前より複雑化してきており、小児期にはあまり表面化しなかった特性や症状が、大人になって強く顕在化して、問題として取り上げられるようになりました。

特に、ライフプランの多様性や価値観の相違から、職場や家庭環境での人間関係を築くことは困難を極めるようになり、人間関係などで悩んだり疲れてしまったりする方が増えてきているのですね。

このような複雑な人間関係と勤務環境の中で、常に注意を払い、継続してミスなく取り組むことがそもそも困難になっています。
不注意やミスを起こしてしまうことが比較的多い方にとっては、周囲の人との軋轢を生みやすく、その結果として「生活しづらい」や「生きづらい」といった感情を抱えてしまうことが多くなったと言われています。
特にADHDの症状の中でも、「不注意優位性」の症状で大人になってから困難や悩みを抱える方が多く、医療機関への受診につながっていると考えられているのです。

「大人の発達障害」や「ADHD/注意欠陥・多動性障害」の方たちは、「うつ病」やその他のメンタルの疾患を抱えやすい…!

人間関係で上手くいかないことや、仕事での不注意やミスで悩んだり苦労をしやすい方は、自分自身の自信が非常に低く、また、自己肯定感が非常に低下していると言われています。

そのため、自分はできない人、何をやっても上手くいかないといった否定的な感情が強くなってしまい、そのような症状が強くなって、抑うつ症状や不安症といった疾患を併発してしまうようです。

医療機関に相談される方の多くが、これらの気分の不調とともに受診されて、「大人の発達障害」や「ADHD」と診断されることも多いため、「何かツラい」とか「何かしんどい」と悩まれている場合には医療機関で受診した方がいいらしいですよ。

「大人の発達障害」や「ADHD/注意欠陥・多動性障害」の症状によっては、薬物治療や環境調整・行動療法などが有効…!

不注意や多動といった症状が強い方には、コンサータやストラテラの治療薬が提案されることがあり、非薬物療法としては行動療法や環境調整などの方法も「大人の発達障害」や「ADHD」のコントロールには有効とされています。

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Steve BuissinneによるPixabayからの画像)

「大人の発達障害」や「ADHD/注意欠陥・多動性障害」の症状をコントロールする意味とは…?

「大人の発達障害」や「ADHD/注意欠陥・多動性障害」の症状をなくすよりも、環境調整や補助的な行動を併せることにより、苦手としている状況と上手に付き合っていくことを目指す、あるいはその方法を探がしていくことが治療では大切になります。

周囲の人たちや家族の人たちは、本人ができることや取り組んでいることに対して、ねぎらいの言葉を言ってあげることで、本人にとって自信をつけていくための重要なサポートになります。
また、本人が症状に対して向き合い、取り組み、心理士や医師に相談しながら治療を継続していく環境も大切になってきます。

うつオジサンは、決して「大人の発達障害」や「ADHD/注意欠陥」などではない…!

前回の「宿題」であった「双極性障害(躁うつ病)」も、うつオジサンには当てはまらないみたいでしたが、今回の「大人の発達障害」も当てはまらないようです。

うつオジサンはただ単に人付き合いが苦手なために気楽な一人暮らしをしています。
(以前は社交的な方だったと思いますが、「うつ病」の「再発」を繰り返すたびに、どんどん人付き合いが苦手な人間になっていきました。)
一人暮らしをするためには様々なことに注意が必要であり、うつオジサンは用心に用心を重ねて生活をしているのです。

例えば、火事を出してしまったり、公共料金などの支払いを忘れたり、また、何かをするのを忘れてしまったりしたら大変なことにつながりかねないですからね。車の運転もまた然りです。
そのような意味で、うつオジサンは「大人の発達障害」でも「ADHD/注意欠陥・多動性障害」でもないと思うのです。

うつオジサンの病気は、あくまでも「うつ病(単極性うつ病)」なのです。
ただ気分が暗くなり、人と接することが面倒くさくて、不眠と頭痛に悩む普通の「うつ病患者」なのですから。
主治医の〇〇先生、どうかこれ以上「宿題」を出さずに、そっとうつオジサンの「うつ病(単極性うつ病)」に純粋に向き合ってくださいよ…!

うつオジサンは「うつ病(単極性うつ病)」に間違いないのですから…!

「双極性障害(躁うつ病)」の症状とその治療法

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