2.うつ病の仕組み
2-1 発症の仕組み
「うつ病」が発症する仕組みは、よく分っていない部分がまだまだ多いようです。
「うつ病」は、一つの原因だけで発症するのではなく、様々な要因が重なって発症するようです。
一番の原因は、「ストレス」ってヤツですね。
一口に「ストレス」と言っても、様々な「ストレス」があるでしょう。
大きく分けると「人間関係からくるストレス」と「環境の変化からくるストレス」に分けられるでしょう。
いくつかの例を挙げてみましょう。
仕事 … リストラ・降格・失敗・定年・昇進
健康 … 病気・事故・怪我
お金 … 貧困・ギャンブル依存・相続
家族 … 結婚・離婚・家庭不和・出産・子どもの独り立ち
状況の変化 … 転勤・引っ越し・栄転・引っ越し・人事異動
喪失感 … 死別・離別・失業
これらは、ほんの一部だと思います。
これらの中で気になるのが、昇進や結婚、出産など、本来なら喜ぶべきことでさえも「ストレス」を生じることです。
「産後うつ」という言葉も聞くようになりましたよね。
この中の一つで「うつ病」発症するのではなくて、その前提として、遺伝的な要因もあるでしょう。
さらに、「環境要因」や「身体的な要因」が絡まって、何かの「ストレス」が引き金を引くってことかも知れませんね。
この「環境要因」には、幼少期の体験、近親者の死、仕事やお金の喪失、家庭不和、転勤や栄転、結婚や離婚、妊娠や出産、引っ越しなどが考えられます。
また「身体的な要因」には、慢性的疲労、月経前や出産、更年期、ホルモンバランス、脳血管障害、感染症・癌・甲状腺の異常といったことが考えられるようです。
遺伝的要因があり、「環境要因」や「身体的な要因」が絡まり、何かの「ストレス」が「うつ病」を引き起こすってことなのでしょうね。
2-2 うつ病の仕組み(簡易版)
うつ病は、心の元気を奪ってしまう病気です。
しかし、心が相手だけに難しい病気でもあります。
私は、いつも「うつ病」とは良く名付けたものだと思っています。
心の中がまさに「うつうつとした気持ち」に支配された感じになるからです。
この「うつうつとした気持ち」は、実際に経験した人にしか理解できないでしょう。
日本では、「うつ病」で約70万人~100万人の人が苦しんでいるそうです。潜在的にはもっと多くの人が苦しんでいるのではないでしょうか?
その一人一人にはそれぞれの異なる辛さや苦しみがあります。
それでは、「うつ病」の仕組みはどうなっているのでしょう?
「うつ病」は、心の病と言われますが、脳の病気です。
脳内のセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質がうまく伝達されないために引き起こされると言われています。
そのため、抗うつ薬がセロトニンなどの神経伝達物質をスムーズに伝達してくれるようにするのです。
極端に簡潔に言えば、こういうことのようです。
「うつ病」と言っても、単極性うつ病(うつ病)、双極性障害(躁うつ病)の違いもあります。
また、統合失調症、適応障害、不安障害、気分変調症といった精神障害でもうつ状態を引き起こすことがあるそうです。
「うつ病」は、目に見える病気ではありません。
やはり専門の医師の治療を受けるよりほかに改善は難しいと思います。
2-3 うつ病の仕組み(詳細版)
詳細版は、現在作成中です。申し訳ございません。