「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

3.家族や周囲の人のすること。

家族

3-1 うつ病を理解しよう。

身近な人が「うつ病」になってしまったら、とりあえず冷静に受け止めましょう。
身近な人が慌てたり、腫れものにでも触るように扱ってしまったら、それが本人に伝わってしまいますからね。
不安な気持ちはあるでしょうが、本人はもっとツラい思いをしていることを思い出してくださいね。

どうしたらいいのかさえ分からないことだってあるでしょう。
そんなときには、ネットで調べてみることです。便利な世の中なのですから。

精神科の病院に電話して、聞いてみるのもいいのかも知れません。
私の知る限り、精神科の病院は患者を大切に思ってくださいます。

「うつ病」の正しい知識を身につけて、「うつ病」の理解を深めて、対応の仕方まで分かればきっと大丈夫。

なので、まずは「うつ病」とはどんな病気なのか理解することです。
理解することができたなら、次の行動が取れると思います。

検索する際には、
「うつ病」「初期症状」とか「うつ病」「サイン」とか、「うつ病」「対応方法」などで検索するとたくさんの病院のホームページが出てきます。

そこで、「うつ病」のことなら、大抵のことは理解できると思います。

是非、検索してみてくださいね。
理解することが第一歩です。

3-2 できること

本人が出すサイン(いつもと違うとか…)に気づいたら、家族だったら 、まずは慌てないことです。
普段通りに接してあげてください。

何かをしなさいと言って、本人ができなくても怒っちゃだめですよ。
できなくても仕方がないのです。何かをする「元気」の部分を病んでるのですから。
本人だって苦しんですよ。胸の中が…。心の中が…。

それから病院に連れて行くことです。
きっと顔つきも普段と違ってるんじゃありませんか?

でも、家族だったら心配ですよね。ほっとけないですもんね。

なので、やはり病院に連れて行くことが一番大事です。

でも、ここがなかなか難しいところです。
精神科とか心療内科とか絶対に行きたくないですもんね。気持ちは分かりますが…。

いきなり精神科が無理だったら、 かかりつけ医がいればそこでもですし、気楽に行けるようなクリニックでもいいし、症状によっては、その症状の専門科を経由してからでもいいと思います。

とにかく何科でもいいので、病院に連れ出すってこと自体が大事なのだと思います。
それから、最終的には精神科や心療内科に連れて行くことですね。やっぱり!!

病院選びやお医者さん選びは大事です。

精神科のお医者さんは、やさしい人が多いですね。

しかし、変なお医者さんが多いのも事実です。

お医者さんってプライドが高いから、こちらの話は聞かない、こちらの言うことを完全なまでに否定する、前に言ったことと全く違うことを言う、明らかに間違っているのに自分の間違いを認めない、そんなお医者さんも確かにいます。

こちら(患者)の方が腹が立つんですよね。患者を怒らせて、腹を立たせて帰らせる精神科医ってどうなんでしょう。

そんなお医者さんは、精神科のお医者さんとしては、失格なのだと思います。

家族だったら、そこらもちゃんと考えて病院選びとお医者さん選びした方がいいと思います。

大きな病院だったら、精神保健福祉士だったり臨床心理士(カウンセラー)がいると思うので、大きな病院の方がいいと思います。

実際、私は、主治医よりカウンセラーの方が色々と相談しやすいですし、アドバイスもしてくれるので、やっぱり精神保健福祉士だったり臨床心理士がいるような大きな病院の方がいいと思います。

お医者さんの診察時間って短いですもんね。こちらが話したいことを言う暇もありません。
カウンセリングは、比較的多く時間を取ってくれるので、色々と相談できたりもしますよ。

周囲の人、例えば友人とか会社の同僚とかだと、あんまり深入りはできないと思うのですが、できることはあるんじゃないでしょうか?

病院を調べてあげるとか、一緒に病院に行ってあげるとか、話を聞いてあげるとか、食事に誘ったり外に連れ出したりしてあげるとかね。
その人の負担にならない程度が大事なので、食事とか外出とかは無理強いはしないでくださいね。

その人が入院してるんだったら、お見舞いに行くとかねえ。
お見舞いに来てもらうと、案外うれしいものですよ。
お見舞いに行くのは、ちょっと元気が出た頃がいいと思います。
“病んでる姿” を見せたくないですからね。

その人と接してる時は、上から目線はぜったいダメですよ。
「自分は、やっぱりダメなんだ」って思ってしまいますからね。
「仕事の話」もしない方が良いと思います。

周囲の人ができることって、意外と少ないみたいです。

3-3 してはいけないこと

よく言われることですが、「頑張れ」は、やっぱり禁句ですね。
だって本人は頑張ってるんですよ。頑張って生きてるんですよ。
本人は、これ以上何を頑張れるのだろうって思ってしまうのですね。

私の場合も、「休んだんだから、頑張れよ!」と「取り戻せえ!」とか言われました。
まあ、悪気はないと思いますが、プレッシャーにはなりますよね。
逆に、腫れ物に触るような扱いもダメですよ。あくまでも普通に接してあげてくださいね。

お医者さんは、スロースタートにしなさいって言われると思うのですが、仕事に復帰したら、もう他の人と同じです。
仕事に復帰したら、頑張るしかないって思ってしまうのです。
それに復帰できたって喜びもあって、頑張っちゃうんですね。
これが「再発」につながることだってあります。

「頑張れ」とか「休んだ分を取り戻せえ~!」とか言うってことは、家族だったり職場だったり学校だったりが、「うつ病」に対する理解がまだまだ十分にできていないってことなんでしょうね。

うつ病の人やうつ病から復帰した人には、うつ病になる前のように普通に接して欲しいですね。

世間話をしてあげるくらいがちょうどいいと思います。