「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

1.日常の過ごし方

海

1-1 のんびり過ごそう

“のんびり過ごしてくださいね”…これは、始めて「うつ病」で入院したときの主治医に言われた言葉です。
そのとき、私は “そんなものなんだ” という感想を持ちました。

私は、うつ病歴17年目で5回の入院の経験がありますが、その度にその言葉を思い出しました。

「うつ病」のときの過ごし方は、何よりもまず、のんびりと過ごすことです。
焦ったり、頑張ったりしないで、のんびりと過ごすことです。
これが一番の “薬” なのですから。

また、学校のことや仕事のことは、完治するまで考えないようにしましょう。
学校のことや仕事のことを考えてしまうと、どうしても焦ってしまうからです。

また、自分が「うつ病」であることを、必要以上に考えないことも大事ですよ。
そのことに執着してしまうと、自己嫌悪に陥ってしまったりするかも知れませんからね。

なので、まずは普通に生活ができるようになることです。
楽しいことを考えたりして、マイナス思考にならないように気をつけてくださいね。
それだけで十分な “お薬” だと思います。

決して焦らないでくださいね!
焦ってみたって、良いことは何一つないのですから。

1-2 楽しみを見つける

「うつ病」が良くなってきたら、趣味や好きなことをしましょう。

そのことをしても良いのかどうかは、お医者さんにご相談してから始めてくださいね。

趣味や好きなことをしていると、「うつ病」のことなんか忘れちゃいますからね。
誰にでも一つや二つくらい、趣味や好きなことがあるのではないでしょうか?

ただ、ある程度「うつ病」が回復するまでは楽しめないかも知れません。
無理をしてまですることではありません。
趣味や好きなことができるようになるまでは、ひたすら “忍” の一字です。

大抵の人には、何かしら趣味や楽しみがあると思います。
是非、趣味や楽しみを思いっきり楽しんでください。

世の中には、趣味や楽しみがない人だっているでしょう。
趣味を楽しめず、ストレスを発散できず、その果てに「うつ病」になってしまう人も多いのでしょうから。

その場合には、とにかく、のんびり過ごしましょう!
そして趣味や好きなことがあるのなら、思い切り楽しみましょうよ。
(お医者さんの許可が出てからですよ!)

それらができない人は、普通に過ごしてみるのもいいのでは?
それまでは、普通に過ごすことさえできなかったのですから…。

景色を眺めてみたり、お風呂に入ったり、外出したり、人と会話してみたり、そんなことだっていいと思います。

「うつ病」の一番の “お薬” は、のんびりと過ごすことです!
元気が戻ってきてたと感じたら、楽しいことをすればいいのです。

うつオジサンは、お医者さんでも製薬会社の回し者でもありません。
ただの「うつ病患者」です。
なので、良くなったからと思って、自分の判断で何かをするのではなくて、あくまでもお医者さんに相談してから、はじめてくださいね。

1-3 回復期の過ごし方

「うつ病」のときには、テレビを観ても、本を読んでも、音楽を聴いても楽しくないですよね。
私もそうでしたし、今でもときどきそうなります。

うつ病がある程度良くなって「回復期」になってくると、少しずつ楽しめるようになると思います。

ただ、楽しみがない勉強一筋、仕事一筋だった人は、どうしたらいいのでしょう?
実際に勉強一筋、仕事一筋って人に会ったことがないので、どうしたらいいのか私には分かりません。ごめんなさい!

生きていれば、そのうち楽しみを見つけられるでしょう。
楽しみがないのなら、楽しみを見つける絶好のチャンスかも知れませんよ!
仕事や学校に復帰するまでの間は、ゆっくり過ごせる貴重な時間でもあるのですから。

例えば、景色を眺めてみることだって、映画を観ることだって、散歩をすることだっていいじゃないですか?
もしかしたら、なければないでいいのかも知れませんね。本人がその方がいいのなら…。

でも、楽しみがあった方が充実した人生が過ごせると思います。きっと…。
これも人それぞれの考え方なので、無理して楽しみを見つけることもないですよ。

異なる考え方をすると、仕事や学校に復帰する前の「回復期」の過ごし方ですから、準備をしようとする人もいらっしゃるでしょう。
また、一から仕事のことや勉強のことを、学んでみようと考える人だっていると思います。

「回復期」をいかに過ごすかについても、お医者さんやカウンセラーの方に相談してみてくださいね。
お医者さんは慎重な判断をされると思います。
また、お医者さんによって、考え方が違うかもしれません。
信頼しているお医者さんであれば、何も考えず、あっさりと従ってみるのもいいのかも知れませんよ。
間違った判断はなさらないでしょうからね。

リラックス