うつオジサンは、昨日から『古事記』について学んでいます。
またしても難しい。『歎異抄』と同じように…。
『神々の世』…!
『古事記』を読んでみて、神々が多すぎて、訳が分からないことが分かりました。
さすがに八百万の神の国ですね。
一柱(神は柱と数えるのだそうです。)ごとに意味があるのかと思えば、すぐにお隠れになり、その後登場しない神もいます。
神が生まれることは、「成る」というのですね。
うつオジサンは、Excelで一柱ごとに何をなされた神なのかをまとめてみようと思いました。
初期のころの神々は、お成りになっては、すぐにお隠れになります。
それでも難しい漢字を探し出して、読み仮名を振りながら、根気強くExcelに打ち込んでみました。
さてさて、これを最後まで読めるのだろうか?自信はありません。
物凄く興味があるか、神々の御子孫、宮内庁、神社関係の方しか読めないのではないのでしょうか?
うつオジサンは、これらのことをすべてExcelに打ち込んでいけるのだろうか?
Excelに打ち込みながら、疑問に思ったことがあります。
キリスト教の「聖書」は、最大のベストセラーと言われています。
また、ちゃんと読まれ学ばれてもいます。
それに比べて、『古事記』や『日本書紀』は、日本人にはなじんでいませんよね。
この違いは、いったい何なのだろうということです。
大東亜戦争に敗れて、連合国の占領下において「歴史的に事実ではない」とか「創作された物語である」とかいった理由で「学ぶ必要はない」とされ、また、日本が軍国主義に向かった元凶とされてしまったことも理由の一つにあるのでしょう。
しかし、それ以前に、どれだけ『古事記』や『日本書紀』が読まれていたのでしょう。
『歎異抄』も難しいと思いましたが、『古事記』もまた難しい書物なのです。
少し話を戻しましょう。
連合国が「歴史的に事実でない」とか「創作された物語である」とかいった理由で「学ぶ必要はない」と言うのならば、『聖書』が「歴史的事実」であるのか?「創作された物語」ではないのか?…と考えるとどっちもどっちですよね。
マリア様は、処女懐妊をされました。
物理学?生物学?的におかしいやろって言いたくなりますよね。
『古事記』に出て来られる最初の神々は、男性と女性の両方の性質を持っておられたそうです。
処女懐妊よりは、物語として面白いのではないでしょうか。
「イエス・キリスト」を「神」とするためには、マリア様は処女でなければならなかった。
そのように、日本の神々が天皇家に累々と受け継がれていくためには『古事記』や『日本書紀』に登場する神々が必要だったのです。
『古事記』の構成
うつオジサンは、まだ「国生み」のところまでしか読んでいません。
次に「神生み」へと繋がっていきます。
そもそも『古事記』の構成はどうなっているのでしょう?
『古事記』は、「上つ巻」「中つ巻」「下つ巻」の三巻から構成されています。
「上つ巻」は、はじめの神々や国生み、神生みがあり、天照大御神と須佐之男命が登場し、大国主命の国造り、出雲の国譲りがあって、天孫降臨と続きます。
「中つ巻」は、初代の神武天皇から第15代の応神天皇までのお話です。
「下つ巻」は、第16代の仁徳天皇から第33代の推古天皇までのお話です。
まだまだ先は長いのですが、こつこつと学んでいこうと思います。
うつオジサンたちがよく知る昔話が、実は『古事記』に書いてあることだったりします。
そう思って読むと、『古事記』は面白いものになるのかも知れませんね。