うつオジサンが通院している病院のすぐ近くに、人気のラーメン屋があります。
今日は、人気ラーメン店について書いてみます。
(お勧めとかではありません。)
ラーメン談義
うつオジサンは、毎週精神科で「ケタミン治療」を受けています。
ケタラールという麻酔薬を点滴で受けるのですが、入院での治療になるため、待合室などで時間を潰しています。
なかには顔見知りになったりする人もいます。
今日も待合室で待っていると、顔見知りの人が話しかけてきました。
そして、話しはラーメン店のことになりました。
うつオジサンは、歌もかなりの音痴ですが味覚もかなりのものです。
うつオジサンが通院している精神科の病院の近くの人気のラーメン店は、お昼時になると駐車場は満車になり、座る席もありません。
古い作りのラーメン屋、昔ながらのラーメン屋なので、待ちスペースなどもありません。
聞くところによると、このお店が支店を出したのだそうです。
うつオジサンが「味はどうですか?」と尋ねてみると「やっぱり本店よりも味は落ちる」のだそうです。
さらに「支店を出してから、本店の味も落ちた」らしいのです。
そこに、その人の知り合いが入ってきて「ラーメン談義」が始まってしまいました。
あそこのラーメン屋には行ったのか、どこそこのラーメン屋には行ったのか、と聞かれたので「私は味音痴なので、そこのラーメン屋しか行きません」と答えると、「あんた、ラーメンの味が分からないと、人生の半分損をしているようなものだよ!」と来ました。
そして、どこのラーメン屋の何が美味しいよとか、どこのラーメン屋の何は食べない方が良いよと続きました。
そこで、もっと枠を広げて、もっと有名でたくさんの支店を出しているお店の名前を出してみました。
すると、うつオジサンをバカにしたように「あそこはダメだよ。美味しくないでしょ!」と来ました。
「そうなんですね!」と適当に返事をしておきました。
うつオジサンは、味覚音痴なのでどこのラーメン屋でも一緒なのです。
とんこつ、しょうゆ、みそ味の違いくらいしか分かりません。
しかも、うつオジサンは一人で外食ができません。
以前、そこの病院に入院していたとき、病院食にうんざりして、思い切って病院を抜け出して、そのラーメン屋に入ったのです。
一度入ったことがあれば、そこには行くことができるようになります。
そのラーメン屋が人気店だったと知ったのは、ずいぶん後のことです。
そんなうつオジサンに「ラーメン談義」をされても、どうしろというのでしょう?
もしも勧められたお店に行けたとしても、美味しいとか美味しくないとかもきっと分からないことでしょう。
そもそも、その人がどれだけ味に詳しいのでしょう?味が分かると言うのでしょう?
色々なタイプのお店が開店しては、早々とお店は閉店していくようです。
その人が美味しいというラーメン屋さんはいつまで持つのやら!
結局、昔から続いている、昔ながらのラーメン屋が残っています。
ラーメンについて熱く語られても、うつオジサンには無駄なことなのです。
うつオジサンは、ラーメンをはじめ、味が分からないので、人生の半分損をしているのでしょうか?