うつオジサンは、これまで幾度となく『やさしさ』について書いてきました。
『やさしい人』になるためには、どうしたらいいのか再び考えてみました。
嫌いな人を作らない…!
『やさしい人』になるためには、嫌いな人を作らないということがその一つに挙げられます。
私たち人間は「意志」を持った生き物です。
他の生き物は「意志」によらず、生まれ持った本能で行動します。
例えば、家族や群れを守るためであったり、生存競争であったり、縄張り争いであったり、サル山の大将になるための争いであったり…。
そのような行為を本能で行動しています。
生き物によっては、学習によって得られた行動をすることもあります。
人間は「意志」によって行動します。
それが「欲」といった形になって行動することもあります。
この「欲」の行動に相手がいるときには、その相手が受け入れられない場合、争いになることも多くあります。
争うということは、多くの場合相手を嫌っています。
争いは、また新たな争いを次々に生み出します。
世界中では、現在進行形で争いが起こっていますよね。
もしかすると、世界中で私たち日本人だけが「平和ボケ」により“明らかな敵”を意識することなく生きているのかも知れません。
隣の国で起こっている“きな臭い出来事”にも多くの人は無関心なのではないでしょうか?(うつオジサンを含む。)
秋田県と山口県に配備予定であった「イージス・アショア」の配備を断念すると河野 太郎 防衛相が発表しました。
これが何を意味しているのかについて、深い関心を持っている人がどのくらいいるのでしょうね。
…それのどこが「嫌いな人を作らない」と関係があるのかと言われてしまいそうですね。
その通り、あまり関係はありません。
…というか、ものすごく(世界一周くらい)遠回りしています。
うつオジサンは、海外旅行に行ったことが2回しかありませんが、その2回とも韓国です。
韓流オバサンが出没した頃、うつオジサンも韓流オジサンになっていました。
その当時は、好きな国NO.1だったのです。
それが、現在では最も忌むべき国になってしまいました。
少し近づいてきたでしょうか?
うつオジサンは、幼い頃に母を病気で亡くしました。
その後、家族は父と伯母、そして男兄弟3人がそれぞれ独立して暮らしていました。
もちろん同じ家の中でです。
気持ちの持ち様というか、他の家庭より絆が強くなかったとでも言うのでしょうか?
そのような生活の中から、うつオジサンが導き出した答えは、“敵を作らない”ことでした。
“敵を作らない”=“嫌いな人を作らない”ことだったのです。
ここで韓国が登場するのですね。
あれほど好きだった国が、現在では忌むべき国とさえ感じています。
自分の心の根っこにある“嫌いな人(もの)を作らない”ということが、ぐらぐらと揺らいできたのです。
うつオジサンは、会社の中でも、その他の社会生活の中でも、“嫌いな人を作らない”ことを心がけてきました。
そして、その気持ちは今でも生きています。
「人を嫌わなければ人に嫌われない」のだと信じてきました。
それができれば、自然と『やさしい人』になれるのだ…と!
うつオジサンの現実…!
うつオジサンの心の中はどうでしょう?
嫌いな人を思い出そうとしても思いつかないので、現在は確かにいません。
関心ですね!ただし、これは引きこもりのうつオジサンだからに相違ありません。
会社で働いていた頃はどうでしょう。
それはもう切りがないくらい思い浮かびます。
しかし、会社で働いていた当時、それを口にしたことはありません。…多分!
よく「誰にでもいい顔をする人」と言われますが、これは、まさにうつオジサンのためにできたような言葉です。
そうなのです、誰にでもいい顔をしてばかりしていました。
そして「いい人」という印象を得た気がしました。
…が、『やさしい人』ではなかったのです。
うつオジサンは、誰にでもいい顔をしてきたため、疲れてしまったのではないかと自己分析をしています。
そして疲れ果てて「うつ病」になってしまったのだと…。
“嫌い”だと思う人にでさえ、いい顔をしていたのですから、疲れ果てても仕方がないですね。
うつオジサンは、これまで幾度も『やさしさ』について書いてきました。
これこそうつオジサンが『やさしい人』ではない証拠に違いありません。
『やさしい人』ではないがために、『やさしさ』にこだわっているのです。
『禅』の本を読んで心を静めているはずが、『やさしさ』にこだわっているとは恥ずかしい限りです。
『やさしい人』になろう…!
うつオジサンは、『やさしい人』になりたいのです。
偽物ではなくて、本物の『やさしい人』になりたいのです。
これは、きっと他者のためにそうなりたい訳ではないと思います。
それならば本物ではないと言われそうですね。
うつオジサンは、このサイトの中でもブログでも、自分のことが嫌いだと書き続けてきました。
“嫌いな人を作らない”ことを心がけてきたにも関わらず、自分のことが一番嫌いなのですから何と言っていいのやら?…ですね。
うつオジサンは、本物の『やさしい人』になれたとき、初めて自分のことを好きになれるのではないかと思うのです。自分のことを好きになれれば、人にも本当の『やさしさ』を持って触れ合えると信じています。
『やさしい人』になること、それはそう難しいことではないように思います。
うつオジサンは、父親から一つだけ教えられたことがあります。
それは「人のことが先、自分のことは最後」に考えろということです。
言うなれば「他者を思いやることを優先しろ」ということですね。
我が父ながら、大したもんだ!
これを実践するだけで『やさしい人』になれると思いませんか?
そして、世界中の人たちが『やさしい人』になれば、争いのない平和な世界になると思いませんか?
もしも、あなたが「うつ病」の中にいるのなら、『やさしい人』になってみませんか?
ほんの少しでいいのです。