「うつ病歴21年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

ラッセルの『幸福論』

うつオジサンは、これまでも『幸福論』について触れてきました。
世界三大幸福論とは、ラッセルの『幸福論』・アランの『幸福論』・ヒルティの『幸福論』ですね。
今回は、三大幸福論のうち、ラッセルの『幸福論』の概要について書いてみます。

第一部 不幸の原因…!

ラッセルの『幸福論』は、第一部において「不幸の原因」を徹底的に分析して、第二部であらゆる角度から「幸福をもたらすもの」について書かれています。

第一部の不幸の原因は、第一章~第九章により構成されています。

第一章 何が人々を不幸にするのか
第二章 バイロン風の不幸
第三章 競争
第四章 退屈と興奮
第五章 疲れ
第六章 ねたみ
第七章 罪の意識
第八章 被害妄想
第九章 世評に対するおびえ

これだけでも、十分に「不幸の原因」が分かるような気がしませんか?

第二部 幸福をもたらすもの…!

第二部の幸福をもたらすものは、第十章~第十七章により構成されています。

第十章 幸福はそれでも可能か
第十一章 熱意
第十二章 愛情
第十三章 家族
第十四章 仕事
第十五章 私心のない興味
第十六章 努力とあきらめ
第十七章 幸福な人

「不幸の原因」から始まり「幸福をもたらすもの」について書かれていて、最後に「幸福な人」で終わっています。
各章を見ると、これだけで「幸福をもたらすもの」が想像できますね。

バートランド・ラッセル…!

今回はラッセルの『幸福論』についてまとめてみようと考えました。

しかし、各章を順序立てて並べて、そして眺めていると、それだけで何が不幸をもたらし、何が幸福をもたらすのかが分かるような気がしました。
うつオジサンが下手にいじくり回す必要はないと思ったのです。
これは、言い訳でも、手抜きでもありません。素直にそう思ったのです。

バートランド・ラッセル(1872~1970年)は、イギリスを代表する思想家で、20世紀最高の“知性”の一人とも言われています。
ラッセルの自伝によれば、ラッセルの生涯を支配したのは「単純なしかし圧倒的に強力な3つの情熱」だったそうです。
その3つとは、
「愛情への欲求」・「知識の追求」・「人類の苦しみに対する耐えがたいまでの同情」
…だそうです。

うつオジサンの場合…!

この3つを見てみれば、何だか現在のうつオジサンの真逆のように思えてきます。
うつオジサンの生涯を支配しているのは、
「愛情の拒否」・「知識と錯覚した無知」・「人々の無神経さに対する耐えがたいまでの憎しみ」
…なのです。

うつオジサンが幸福になれない理由は、ここら辺にあるのかも知れませんね。

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PrawnyによるPixabayからの画像)
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