「心配事」を増やさない。

心配事は、考えれば考えるほど増えていきます。
心配事を作ってしまう人さえいます。
うつオジサンは、心配事について考えてみました。

今、心配しなければいけないことですか？

心配事は、思いついた途端にもう頭から離れずずっと自分の後をついてきます。
思いつけば、思いついただけ順番に頭の中を駆け巡ります。

もちろん、当たり前に心配するであろう心配事だってたくさんあります。
例えば、
　・受験生や就活生　～　志望校や就職先に合格するだろうか。
　・病気や怪我をしている人　～　ちゃんと治るのだろうか。
　・お金が必要な人　～　どうやって工面しようか。
など、例をあげればきりがありません。

このうち、受験や就活に臨む人（うつオジサンを含む。）の心配事は、「人事を尽くして天命を待つ」ことしか解決策はありません。
心配する時間があるのなら、その時間を準備や工夫に充てましょう。
自分でできることをきちんとしたのならば、後は“天命”を待てばいいのです。
そうすれば、結果を素直に受け入れられるのではないでしょうか？
もしも合格できなかったのなら、次にできることに向かって進めばいいのです。

病気や怪我をしている人（うつオジサンを含む。）の心配事は、「人事を尽くして天命を待つ」というわけにはいきません。
もちろん自分でできることはするとしても、医師の治療など他者に委ねることでしか解決できません。
命にかかわる手術や急な事故などの場合には、自分にできることは、ほとんどありません。
医師に託す意外にはないのです。
こういったときの家族の心配は、祈ること、願うことでしか拭うことはできません。

お金が必要な人（うつオジサンを含む。）の心配事は、自分でお金がない場合には他者に借用することでしか解決できません。
しかし、他者から借用したお金を返済するという新たな心配事が生じます。（援助を受けられる場合を除く。）これを教訓にして、普段からお金を貯蓄するという習慣を身に着けられれば、それ以降は、お金についての心配事を減ることでしょう。
（老後２千万円問題によって、新たに心配事を抱えることになった人も多いのでしょうが、うつオジサンは、それほど心配することはないと楽観視しています。）

心配事は、誰にでもあるものです。
心配事がまったくない人がいたとしても、その人が本当に幸福であるとは限りません。
多少の心配事は、解決しようとする意志や努力をするといった力を生み出し、そしてそれがその人の成長に繋がるからです。

しかし、あなたの心配事は、今現在心配しなければならないことですか？

心配事を増やさない。

心配事を次から次から作り出す人がいます。
このような人は、自分の不幸を他者にアピールしたいのです。

心配事を次から次から作り出して、自分の存在を認めさせたいのです。
無意識のうちにせよ、過去の経験から得たことによるにせよ、その人が他者に自分を認めさせる方法として根付いてしまったのですね。
そういう人の心配事は、さほど大きな問題ではない場合が多いと思います。

心配事は、時間の経過によりなくなることもあります。昨日心配していたことが、今日は特に心配していないといったこともありますよね。その種の心配事も大きな問題でない場合が多いのです。
心配事は、程度を超えると心の負担になります。
何も自分から見つけ出す必要も、作り出す必要もありませんよね。

うつオジサンは、「うつ状態」のときには完全に思考停止になります。
そのため、心配事を心配することはありません。

しかし、うつオジサンが元気な日には、心配事を心配しています。
うつオジサンの場合、心配事を作り出しても、アピールする人がいないので、わざわざ作り出す必要はないのです。
ただ、心配な事を心配しているだけなのです。

「うつ病」になること、これは自分にとっても家族にとっても大きな心配事ですね。
そして、自分で自分のことを完全に心配しなくなってしまったとき、あるいは、逆に「うつ病」になった原因に執着してしまっているような場合は、大変危険な状況に陥ってしまっているのではないのでしょうか？
要注意な状況ですね。（うつオジサンの「うつ状態」程度のことではありません。）

心配事は、増やさない！
そして、自分がいくら努力したとしても解決できないような心配事は、心配しない。
心穏やかに過ごすためには、心配事を増やさない。これが一番です。

もしも、あなたが「うつ病」の中にいるのなら、少しだけ自分のことを心配してください。
ほんの少しでいいのです。
後はのんびり過ごせばいいのです！