「諦める」ということは、「夢を諦める」、「目標を諦める」、「結婚を諦める」、「出世を諦める」など、悲観的・絶望的なこととして聞こえますね。
うつオジサンは、「うつオジサンの闘病日誌」というサイトを運営しています。
なので、この「諦めれば楽になる」ということは、今現在、「うつ病」などで「苦しみ」の中にいる人に向けて書いています。
「諦めると楽になる」…!
うつオジサンは、会社を辞めることができずに苦しみました。
それは「うつ病」による苦しみによるものです。
うつオジサンは、会社にしがみついちゃいました。会社側から「解雇」になるまで、自分から辞めることはしないと決めていました。その会社や仕事が好きだったこともあります。
それでも「うつ病」の症状が酷くなり、不眠やうつ状態が続き、さらに手が震えて字が一文字も書けなくなりました。
ここで、「会社を諦めよう」と決めました。字が一文字も書けないんじゃ仕方がありませんよね。
しかし、会社を辞めたら楽になりました。本当にスッキリしましたよ。
会社や学校を辞めることは、通常であれば非常に難しいことだと思います。
「うつ病」やその他の「病気」で辞めることは、その状況によっては選択しなければならない場合があるでしょう。
うつオジサンは、無責任に「諦める」ことを勧めているわけではありません。
学校や会社などに行くことが「苦しい」場合には、「諦める」ことを考えてみてもいいのではないでしょうか。…ということです。
もう少し、幅を広げれば、学校や会社に行くことが「ツラい」くて、「辞める」ことで悩んでいる人も含まれても良いのでは…?
ただし、学校や会社に行くことが「キツイ」と感じている人には、もう少し頑張ってみることをお勧めします。
あくまでも、「うつ病」などで「苦しい」状況にあるのなら、「諦める」ことで「楽になる」ことができますよ!…ってことです。
「四聖諦(ししょうたい)」という真理
これは、釈尊(お釈迦様)が、いかに生きるのか、そしていかに苦しまずに人生を送るのかを考察され、到達された真理です。
この「四聖諦」とは、
・苦諦…生きること自体が苦しみから逃れられない。(「四苦八苦」がある。)
・集諦…人は欲望を持ち、物を欲しがる。=「苦」が集まる。
・滅諦…考えないこと、思い出さないこと。「苦」を滅する。
・道諦…考えない、思い出さないための日常生活の指針。
…ということです。
釈尊(お釈迦様)は、紀元前500年頃に生きた人です。
この頃から、人々は「苦しみ」を持っていたことになりますね。
この中で「考えない、思い出さない」ことは、うつオジサンが「うつ病」からの回復期に、繰り返し行っていた考え方です。
「言うは易く行うは難し」…!
この「四聖諦」も、「考えない、思い出さない」ことも「言うは易く行うは難し」です。
…ということは、学校や会社を辞めることもまた「難しい」選択になりますね。
ただ、「苦しみ」が積み重なってくると、「自死」という死神が近づいてきます。
「苦しみ」抜いて、その先が「自死」では、あまりに勿体ないと思いませんか?
学校や会社を諦めたからと言って「命」まで取られることはありませんよ。
違う道を見つければいいからです。新たな生き方を見つければいいからです。
「諦める」ことで「楽になる」は、うつオジサンの実体験でもあります。
もしも、あなたが「苦しみ」の中にいるのなら、「諦める」ということを選択肢の中に加えてみてはどうでしょう!
きっと楽になれると思いますよ!多分だけどね…!