「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

今日の「ケタミン治療」~2020.12.3~

うつオジサンは、毎週木曜日に、一日入院で「ケタミン治療」を受けています。
入院しての治療、もしくは一日入院でなければ受けられません。

※ 「ケタミン治療」や「ケタラール」の「効果」、また「幻覚」といった表現につきましては、すべてうつオジサン個人の体験によるものです。

「ケタミン治療」…!

「ケタミン治療」とは、ケタラールという麻酔薬を点滴により投与される治療です。
この「ケタラール」という薬剤は、日本では2007年から麻薬及び向精神薬取締法の麻薬に指定されています。
何だか怖い治療だと思われるかもしれませんが、怖いことはまったくありません。

うつオジサンは、ただの「うつ病患者」です。
お医者さんや製薬会社の回し者ではありません。
「怖いことはない。」と無責任なことを言うようですが、これはあくまでもうつオジサンが治療を受けた感想です。
このことをご理解の上、読み進めていただければと思います。

この「ケタミン治療」を受けるためには、様々な決まり事があります。
最初に医師から詳しい説明があり、承諾書にサインするところから始まります。

治療の日の前日の夜からはコーヒーも飲めませんし、当日は朝食抜きです。
タバコも当然ダメですよ。(うつオジサンには無理!)
看護師から色々と質問攻めにあって、すべてOKであれば、いよいよ点滴が始まります。

点滴の時間は、約40分です。
点滴終了後から30分はベッドに寝ていなければなりません。
30分後に看護師から「今日は何日ですか?」とか、指を数本立てて「指は何本ですか?」と聞かれます。
これにきちんと答えれれば「自由の身」かというと、そうではありません。
最低でも一日入院なので、夕方までは家に帰れません。

薬を調合するのも、内科医と主治医のダブルチェックしているそうです。
やはり取り扱いが厳しい薬剤なのですね。

「ケタミン治療」の効果…!

「ケタミン治療」の一番大きな効果は、「うつ病」の落ち込んだ気持ちを改善するところにあります。
うつオジサンも実証済みです。確かに効果があるようです。感想ですよ。

また、「自死願望」がある人にも大きな効果があるそうです。
うつオジサンは、「ケタミン治療」を受けているからか、ここしばらくは「自死願望」は出てこないようです。
ここ半年くらいか、いやそれ以上続けて「ケタミン治療」を受けています。

うつオジサンの主治医が言うには、入院して週2回受けるのがベストだそうですが、うつオジサンは入院を拒んでいるので、一日入院で「ケタミン治療」を週1回受けています。

治療費は、それほど高いものではありません。何かの薬が増えたって思えばいいくらいの金額ですよ。

「今日のケタミン治療」…!

うつオジサンは、「ケタミン治療」を受けると「幻覚」のようなものを見ます。
点滴を打ち始めて10分くらいすると、頭がボーッとなり、もう呂律も回りません。
よく看護師さんに話しかけられますが、呂律が回らず返事がうまくできないので、うつオジサンと看護師さん二人で笑ってしまいます。
看護師さんは、恐らく確信犯的に話しかけてくるのでしょうね。

「幻覚」のようなものが見えるようになるのは、点滴を受け始めてから、だいたい15~20分くらい経ってからですね。
その「幻覚」のようなものを、何と表現していいのかが分かりません。
強いて言えば、「マトリックス」的なものでしょうか?もっと分かりずらいかあ?
漫画チックなものであったり、万華鏡のようなものであったり、日によって様々ですね。

人にも寄るのでしょうが、うつオジサンは毎回その「幻覚」を見るのを楽しみにしています。
嫌な「幻覚」だと思ったら、目を開ければいいだけです。
そうすると治療室の天井がしっかりと見えますよ。

最近気が付いたことですが、この「幻覚」のようなものを深く感じられた日の方が、「うつ病」の落ち込んだ気持ちが改善されるように思います。
残念ながら「幻覚」のようなものが、あまり見られなかった日は、効果が少ないような気がしています。
これは、うつオジサン個人のことかも知れませんので、参考にしておいてください。

もしも、「うつ病」の方やご家族の方々に読んで頂いたなら、そして「うつ病」の落ち込んだ気持ちがあるのなら、是非とも主治医に相談してみてください。
治療ができるのは「内科医」だそうです。(参考までに…。)

何はともあれ、「ケタミン治療」は効果があると思っています。
うつ病歴17年目のうつオジサンが何を言っても、説得力はありませんけどね。

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