「うつ病歴21年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

「うつオジサン」VS「お医者さん」

うつオジサンは、これまでに5か所の病院で7人の「お医者さん」の診察を受けてきました。
病院も色々、「お医者さん」も様々ですね。

「病院」選び…!

うつオジサンは、40歳の時に仕事のストレスからか睡眠がうまく取れなくなってしまいました。
会社の健康診断の事後指導で、市役所の保健師さんに相談したところ、隣町の小さなクリニックを紹介してくださいました。
その時には、まさか自分が「うつ病」などと考えも及びませんでした。

それから一年、そのクリニックに通院しましたが、処方されたお薬よりも仕事のストレスの方が強かったためか、再び睡眠が上手く取れなくなり、また頭痛も始まってしまい、人生始めての「入院」をすることになりました。
この時に初めて「うつ病」という診断を下され、ショックを受けたことは忘れられません。

隣町の小さなクリニックのお医者さんも、始めて入院した病院の主治医も、患者のことをよく聞いてくださる、とても良いお医者さんでした。

始めて入院した病院は、退院した後の通院に車で1時間ほどかかってしまうため、近くで探した方が良いという主治医の勧めもあり、近くのクリニックに通院することにしました。

ここが「うつオジサン」になるか「普通のオジサン」になるかの分岐点の一つだったように思います。
それは「お医者さんは、ただ薬を出すだけで役には立たない、自分で何とかするしかないのだ!」…と思い込んでしまったからです。

病院

そのクリニックのお医者さんは、ほんの少し話を聞いただけで「いつものお薬を出しておきますね。」を繰り返すお医者さんだったのです。
そんな日が続き、うつオジサンの「うつ病」はどんどん酷くなっていきました。それでもお医者さんが言うことはいつも同じでした。

「うつ病」の症状が酷くなっていき、自分でもヤバイと感じました。「自死願望」が日増しに強くなっていったからです。
その小さなクリニックには入院施設もなく、改めて病院を探さなくてはなりませんでした。
(案の定、このすぐ後に、このクリニックは閉鎖されました。)

 

そこで、最初に通院した隣町のクリニックの先生に電話で相談して、うつオジサンが住んでいるところで一番大きな精神科の病院を紹介してもらいました。紹介状が必要ならばすぐに書いてくださるとのことで、病院に確認するように言われました。
その病院に「紹介状が必要ですか?」と電話で聞いたところ、「すぐに病院に来てください」と言われました。そのように言っていただけると、何だか安心しましたし、信頼できる病院ではないかと感じました。

その病院で始めての主治医がまたいいお医者さんでした。
うつオジサンの「うつ病」の一つの症状である「頭痛」について、ご自分でも勉強をされて、うつオジサンに色々な提案されたり、他の病院での検査を勧めてくださったりと、一生懸命さが十分に伝わりました。

しばらくして、このお医者さんは転勤になってしまいました。医師会からの派遣のお医者さんだったのですね。
このお医者さんについて行こうと考えて、病院の了解も得て、転院することにしました。
しかし、転勤された病院が遠かった!通院するために、車で小一時間かかるのですが、眠れずに徹夜して通院したりしていました。
さすがに、危険があるとのことで、元の病院に戻ることになりました。

それ以来、現在の病院に通院しています。かれこれ7年目ですね。
大きな病院で、うつオジサンが住んでいるところでは有名な病院です。有名なのですが、有名であるがゆえに、その病院名を告げるだけで「精神疾患」であることがすぐに分かってしまうのが難点です。

「お医者さん」選び…!

この病院に戻って、主治医になったお医者さんが、これまた最悪でした。
この病院の診察開始時間は、9時からです。受付の終了時間は11時です。また予約制でもあります。
しかし、このお医者さんは10時半を過ぎないと出勤しないのです。そのため待ち時間が非常に長くなり、必然的に診察時間は短くなります。こんなお医者さんを雇っていて大丈夫なのか?って思ってしまいました。このお医者さんは、いったい何時間労働だったのでしょうね?
待たされることだけでも十分に腹が立ったのですが、言うことなすことすべてに腹が立ちました。しかも、はるか彼方の「上から目線」で…!

しばらくしてからは、ちゃんと9時過ぎから診察をしているようなので、患者さんの誰かが病院に苦情でも言ったのではないか?…と、うつオジサンは睨んでいます。(9時からではなくて、9時を大きく過ぎからですけどね…。)
はるか彼方の「上から目線」が治ったかは不明ですが…。

大きな病院ではお医者さんを選べないことも多いと思います。お医者さんがたくさんいらっしゃるにも関わらず…。
うつオジサンは、待ち時間のことでは苦情は言いませんでした。自分が待てば済むからです。
しかし、このお医者さんの言うこととすることが矛盾していたり、前回言われたこととまったく違うことを言われたりしたので、思い切って、このお医者さんに対して「主治医を変えてください!」とお願いしました。
お医者さんにダメ出しをしたのです。

「理由は、何月何日のカルテを見てもらえば分かるはずです。」と言うと、看護師さんが以前のカルテを持ってきて、そのお医者さんはじっくりとカルテを眺めていました。うつオジサンの言いたいことが理解できたようです!…だってカルテに書いてあるとおりなのですから。

このお医者さんの時にも、また「お医者さんは、ただ薬を出すだけで役には立たない、自分で何とかするしかないのだ!」と思い込んでしまいました。そして、うつオジサンの「うつ病」はまたどんどん酷くなっていきました。すると、また「自死願望」が近づいてきました。
だからこそ、お医者さんにダメ出しをしたのです。
自分の命を守るためには、そうするしかないと思ったのです。

病院側も了解してくれたのか、すぐにお医者さんを変えてくれました。
今度は女性のお医者さんで、非常にいいお医者さんでした。優しいだけではなくて、厳しいことを言われたり、宿題を出されたりもしました。しかし、うつオジサンのことを考えてくれていることが伝わってきたので、言われたことはきちんと守りましたよ。
残念ながら、この先生も一年ほどで転勤されました。

その後のお医者さんが現在の主治医です。
この主治医がまた、非常にいいお医者さんです。これまでで一番いいお医者さんです。
うつオジサンが会社を辞めることがないように、一所懸命になって治療をして頂きました。
うつオジサンが会社を辞めてしまったことを知ると、ご自分のことのように、ご自分の力が及ばなかったことを嘆くように、ガクンと肩を落とされました。
ここまで患者のことを考えてくださるお医者さんは、至って稀有な存在だと思います。
もちろん厳しいことも言われますし、うつオジサンがしなければならないこともはっきりと言われます。
また、以前の主治医のように「上から目線」ではなくて「患者目線」で話をしてくれます。

現在の主治医は、医師会から派遣された医師ではなくて、その病院に就職されたそうなので、しばらくは安心です。

…と言っても、うつオジサンの「うつ病」を完全に治して頂かなければ、本当にいいお医者さんとは言えないのかも知れません。
その主治医もうつオジサンの「うつ病歴」を聞くたびに、首をかしげています。
本当に困ったもんだ!何とかならんもんかね?

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