うつオジサンは、「うつ病」歴16年目のオジサンです。
「うつ病」には、うんざりしています。
もうそろそろ脱出させて欲しいものです。
そこで、「うつ病」から抜け出す手立てはないのか、もう一度勉強をしながら書いてみましょう。
「うつ病」とは何か?
うつ病は、「心の不調」だけではなく、「体の不調」が伴うことが多いと言われています。
「心の不調(症状)」は、抑うつ気分、焦り、不安感、意欲の低下、興味が持てない、消えてしまいたい、などが挙げられると思います。
「体の不調(症状)」は、睡眠障害、頭痛などの痛み、身体のだるさ、食欲の減退、動悸や息苦しさ、などが挙げられると思います。
さてさて、現在のうつオジサンに当てはまらないことは、「消えてしまいたい」の一つだけです。
いや、もう一つありました。
「食欲の減退」もそうです。逆に過食になっています。
これも「うつ病」の症状なのでしょう。
いやいや、どうしたものか?(この状態で「うつ病」から脱出できるのかあ?)
これらが一度に襲ってくるわけではありません。
睡眠障害はいつものこと。これに何かと何かが足されるといった感じでしょうか。
それでも十分にツラい毎日を過しています。
これらをいっぺんに解決するのは至難の業です。
一つずつ解決しようとしても、何をどうしたらいいのでしょう?
「うつ病」の症状なのですから、「うつ病」自体をやっつければ、至難の業ではなくていっぺんに解決できるのかも知れません。いや、解決できるはずです。
まあ、解決できないから、うつ病歴16年目なのですが…。
会社を辞めてからは、のんびり過ごしているつもりです。
ストレスなるものは、今のところ近くにはいません。
あまりにもストレスがないことがストレスなのかも知れませんね。
それが、焦りや不安感になって、ときどき顔を出すのでしょう。
それではどうしたらいいのでしょうね。
歩くこと…!
京都大学名誉教授で脳科学者・医学博士の大島 清氏が「歩くとなぜいいか?」という本を書かれています。
この本を購入したのは、もう10年以上も前のことです。そして、うつオジサンは歩き始めました。
2回目か3回目かの「うつ病」からの回復期、会社復帰に向けたリハビリとして歩き始めました。会社に復帰してからは、早起きして歩いていました。
「歩くとなぜいいか?」の中からいくつか見出しを紹介しましょう。
・歩く趣味で体も脳もグングン若返る
「歩くとなぜいいか?」大島 清氏著 PHP文庫
・歩くことは「生活習慣病」の予防になる
・歩く人は、良く眠れる
・歩くスピードを途中で変えると、脳が活性化する
・ゆっくり歩くのが「遊び」の起源だ
・やってみるとわかる!早朝散歩のおもしろさ
・都会歩きのコツ などなど
何か一つでも「おっ」と思ったことがあるでしょうか?
うつオジサンは、なぜ歩くことが途絶えてしまったのかは覚えていません。
きっと仕事が忙しくなったとかそんな理由だったのでしょう。
「歩くこと」は、万病に効きます。また、予防にもなります。
何かの本で読んだのですが、「早朝に歩く人」は「うつ病」にはならないと書かれていたと記憶しています。
その理由として、
・「歩くこと」には、ストレスを軽減させたり、精神面を安定させたりする効果がある。
・「歩くこと」によって刺激された脳内の動きは、抗うつ薬と同じ効果をもたらすことが証明されている。
・投薬治療だけのグループと運動療法だけのグループの回復状況は、同等程度であった。
・運動療法を継続したグループの再発率は、明らかに低かった。
…のような研究結果が報告されています。
それなら、何故「歩かない!」と言われそうですね。まったくその通りです。
うつオジサンが考えるうつ病からの脱出法は、「歩くこと」です。
分かってはいますが、なかなか最初の一歩が踏み出せないのです。
小さな一歩なのですが、うつオジサンにとっては、とてもとても大きな一歩なのです。