うつオジサンは、菅内閣が成立からずっと違和感を感じていました。
昨日の所信表明演説から本日の代表質問の一連の流れを見ていても、その違和感は変わりませんでした。
「所信表明演説」…!
うつオジサンは、今日の午前中の精神科、午後からの整形外科の待ち時間にその違和感について、ずっと考えていました。
菅総理の「所信表明演説」を見る気はありませんでした。
あの「顔」をずっと見てはいられません。
「所信表明演説」の内容は、某報道番組で見たり、新聞で読んだりしたので、だいたいは分かります。
報道番組の解説者が言うように、個別具体的すぎて、日本丸の方向性がまったく見えません。
また、良いことばかりを並べ立てた印象です。
悪いことではないので、どうぞ進めておくれって感じでしょうか。
「それを言っちゃおしまいよ」…!
菅内閣が誕生したときに「国民のために働く内閣」と言いましたよね。
これは新総理が言うべき言葉でしょうか?
これまでの内閣は、いったい誰のために働いてきたのでしょう?
これまでの総理大臣に対して、あまりに失礼なのではないのでしょうか。
そしてもう一つ。“自助・共助・公助”の言葉です。
コロナ禍の中、自らのことは自らで助け、共に助け合い、最後に公の力で助けることは必要でしょう。
しかし、自助・共助の言葉は、一国の総理が言うべきではないと思います。
自らを助けなくても、共に助け合わなくても、国家は平等に助けなければならないからです。
自分が努力しないからと言って、共に助け合わないからと言って、国家が助けなくていいと言うことにはなりません。
奇しくも、今日の代表質問で立憲民主党の泉 健太 政調会長もこのことに触れられて、うつオジサンの感覚もあながち間違いではないと思った次第です。
それともう一つ。
代表質問をしている間の菅総理の態度です。
事前通告によって内容を知っているからと言って、自分が読むであろう資料をいじくり回したり、全く聞いていない感を見せるのは、質問者に対してあまりに失礼な態度に見えました。
これは、そういう所を映すことを狙った某国営放送の策略か偶然か?
「動機善なりや。私心なかりしか」…!
この言葉は、京セラの創業者であり、旧第二電電(現KDDI)を設立された稲盛和夫氏の言葉です。
新たな第二電電を立ち上げる際、半年間一日も休まずに自問自答されたそうです。
NTTに対抗して、国民のために少しでも料金を安くしたいと第二電電を立ち上げられたそうです。
何の偶然か、菅総理が携帯電話の料金を下げると言っています。皮肉なことですね。
この言葉を思い出して、うつオジサンの違和感が晴れた気がしました。
菅内閣の方々に、いや、全政治家に「動機善なりや。私心なかりしか」の言葉を贈りたいと思います。