「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

人から嫌われないためには、人を嫌うな!

うつオジサンは、物心ついた頃から「人から嫌われる」ことが異常に怖かった。
幼いながらも「嫌いな人がいる」ことがいけないことだとでも思ったのでしょう。
そして、物心ついた幼い心が出した答えが「人を嫌わない」ということでした。

「人から嫌われない」…!

うつオジサンが幼い心で出した「人を嫌わない」という考え方は、その後も続き、会社に入ってからも続けていました。
そのおかげなのか、「人から嫌われない」人になれたと思っていました。

しかしながら、社会人生活を続けていると、飲み会の席でついつい悪口や愚痴を言って、日頃のストレスを発散します。
これは、誰しもが経験していることでもあり、度を越えない範囲であれば、許されることではないでしょうか?
女性であれば、「女子会」などでストレスを発散しているのかもしれませんね。
ここで止まっていれば、許容範囲を越えなければ、問題はないと思います。

うつオジサンは、「うつ病患者」なので、「うつ病」について話を進めましょう。

「うつ病」での始めての入院を経験して、会社に復帰してから、うつオジサンは他人の視線がとても気になりました。
今までと違うと感じたからです。確かにそう感じました。
うつオジサンは、会社の人たちから見れば、「うつ病」の人だったのです。
なので、以前のような見られ方をしてはもらえなかったのでしょう。

そうなると、うつオジサンの“心”の方が縮こまってしまいました。
うつオジサンの“心”から、「人を嫌わない」という物心ついた頃からの習慣は、見事に消え去ってしまいました。

うつオジサンを「うつ病」にした「犯人捜し」…!

うつオジサンは、「うつ病」を再発させては、会社に復帰することを繰り返しました。
そして、その度ごとに、うつオジサンが「うつ病」になった原因を探してしまいました。
自分が悪いのではなくて、誰かのせいにしたかったのでしょうね。

うつオジサンが「うつ病」になったのは、きっとAさんの「〇〇~〇〇。」と言った言葉ことが原因だ、Bさんが視線を逸らしたことがきっかけだ、Cさんのせいだなどと、小さいことでも外に原因を作っていました。
うつオジサンは一つも悪くないと思い込んでいました。

本当の原因は、うつオジサン自身の弱さ、うつオジサンの“心”の弱さだったにも関わらず…。

「うつ病」になって、外に原因を作り始めると、その人のことが嫌いになります。
「うつ病」の発症と会社への復帰を繰り返すたびに、嫌いな人は増えていきました。
そして、うつオジサンは、逆にそれらの人から嫌われることになります。

人を嫌うと、それは自分に帰ってきます。必ずそうなります。
なので、「人を嫌う」ことは避けなければなりません。

「人から嫌われない」ために、物心ついた幼い心が見つけた「人を嫌わない」習慣さえ、「うつ病」は忘れさせてしまいました。

最近のうつオジサンの考え方…!

うつオジサンの友人のほとんどは、辞めた会社の人たちでした。
会社を辞めて、引っ越しをして、うつオジサンは友人・知人から離れたかったのです。

うつオジサンの居場所は、家族しか知りません。何かあった時のために…。
(マンション名と部屋番号だけをLINEしただけですけどね。)

すると、誰からも誘われない、連絡もない、まさに独りぼっちになりました。
うつオジサンとしては、最初の頃こそ、自由になれた・気楽になれたような気がしていましたが、時間が経つにつれて、だんだんと寂しさも感じるようになってきました。
まあ、当たり前のことかも知れませんね。

最近は、病院にいる時間が長くなり、病院の関係者(看護師さん・受付の方々・臨床心理士・掃除のオバチャンなど)と、世間話をすることが増えてきました。
美味しい食べ物、美味しいお店、ダイエット、コロナ禍の話が多いようです。
その時のうつオジサンは、普通のオジサンでいられます。

若い看護師さんに冗談を言って、「僕は病んでいるから~、許してね!」というと、「〇〇さんは全然病んでないですよ!」と言われたりもします。
また、ベテランの看護師さんに昔話を長々と聞かされたりもします。
「うつ病」の治療で来ているのに、普通でいられるのですから、おかしなものですね。

最近のうつオジサンの考え方は、「来るものは拒まず、近づきすぎず」でいたいと思っています。
それから、物心ついた幼い心が見つけ出した「人を嫌わない」ということは、もう一度一からやり直し…!したいなと思っています。

この記事が誰かの“心”にピンとくるものがあったとしたら、幸いです。

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像)
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