70歳就業法（改正高年齢者雇用安定法）が、今年の４月から施行されます。
これにより、希望する社員は70歳まで働けるようにする「努力義務」が企業に課せられます。
うつオジサンは、フリーランスなので今のところ関係がないように思うのですが…！
「定年と働き方」のルールの変更…！
今年３月末までの働き方を見ると、
① 定年を65歳まで延長する（19.4％）
② 定年を廃止（2.7％）
③ 65歳まで再雇用（77.9％）
（厚生労働省「令和元年 高年齢者の雇用状況」集計結果より）
…となっているようです。
今年４月からは、次のようにルールが変わります。
概要をまとめてみると、
① 定年を70歳に延長する…（会社員）
② 定年廃止…（会社員）
③ 再雇用する（70歳まで）…（会社員）
④ 他企業への再就職を支援…（会社員）
⑤ フリーランスとして業務委託…（非雇用）
⑥ 起業した人と業務委託…（非雇用）
⑦ 社会貢献活動への従事を支援…（非雇用）
…と、このようになります。
今年３月までの働き方は、65歳まで働けるようにする“企業の義務”がありました。
今年４月からの働き方は、70歳まで仕事を確保する “企業の努力義務” となっています。
上記の⑤～⑦は、「その会社の社員でなくなる」ってことですね。
…とは言え、70歳まで働けるというのは、うつオジサンから見れば羨ましいことです。
「働き方・稼ぎ方」の常識が変わる…！
今年３月までは、定年があり会社の敷いたレールに乗って働くことができました。
この働き方のメリットとデメリットを見てみると、
メリット
・希望すれば65歳まで会社員でいられる
・これまで働いてきた経験を生かせる
デメリット
・役職がなくなり、給与が大幅減
・社内でのお荷物になる可能性も…！
…と言った働き方をしていました。
今年４月からは、定年が消滅して「働き方」を自分で選ぶ時代へとなっていきます。
この働き方のメリットとデメリットを見てみると、
メリット
・多様な働き方ができ、収入増も望める
・独立や起業のチャレンジを会社が支援してくれる
デメリット
・自分で会社側と交渉することが増える
・非雇用なので不安定になることも…！
…と言った働き方になるようです。
会社員の皆さんは、この70歳就業法（改正高年齢者雇用安定法）をどのように思われているのでしょう？
うつオジサンは、今現在フリーランスなので、４月になっても何も変わりません。
不安定どころか、先がまったく見通せない状況です。
うつオジサンから「うつ」が取れて、ただのオジサンになれば、違う働き方ができるかも知れません。
しかし、うつオジサンから「うつ」が取れることより、うつ病歴17年目が18年目になる可能性の方が遥かに高いでしょうね。悲しいけれども…。
うつオジサンも再び “普通のサラリーマン” として働きたいものです。
