「ブラックフライデー」とは、11月の第４木曜日の翌日にあたる日のことです。
アメリカでは、11月の第４木曜日が「感謝祭」の“収穫を祝う祝日”であり、その翌日が「感謝祭」の売れ残り商品の一掃セールの日にもなっています。
買い物客で殺到し、警察官の仕事が増えることから「Black Friday」と呼ばれ始めたとか。
「ブラックフライデー」の由来とは？
「ブラックフライデー」は、1961年頃からフィラデルフィアで始まり、その後1975年頃にはアメリカ全土にかなり広がった比較的新しい言葉です。
その当日は、買い物客で道路が込み警察官の仕事が増えることから、「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけとされています。
当初は、この言葉を小売店などが不快に感じて「ビッグフライデー」という言葉を作りましたが、一般には「ブラックフライデー」の言葉の方が広まりました。
その後、フィラデルフィアの新聞が「小売業者の収益が黒字になる」と発表してからは、「ブラックフライデー」の言葉はいい意味で使われるようになりました。
日本でも師走の年末商戦を控えて、売り上げが伸び悩むため、「ブラックフライデー」のセールが開催されるようになったそうです。
日本では、2016年に「ノジマ」や「イオングループ」で初めて本格的に開催されたのが最初だそうですよ。
また、アメリカと日本の「ブラックフライデー」の違いは、その規模の違いであり、日本の場合には盛り上がりが限定的だとの声もあります。
そもそも「感謝祭」とは…？
「感謝祭」とは、アメリカの祝日の一つで、“収穫を祝う祝日”です。
英国から米国のマサチューセッツ州の「プリマス植民地」に移住した「ピルグリム・ファーザーズ」の最初の収穫を記念する行事だと一般的には信じられています。
ピルグリムが入植した1620年の冬は、大変寒さが厳しく、大勢の死者が出ました。
翌年の1621年、近隣に居住していたインディアンの「ワンパノアグ族」から新大陸での作物（トウモロコシなど）の栽培方法を伝授されて生き延びることができました。
その秋、特に収穫が多かったことから、「ピルグリム・ファーザーズ」は「ワンパノアグ族」を招待して、神の恵みに感謝してともに御馳走を食べたのが始まりだそうです。（異説あり…。）
ちょっと、「感謝祭」の説明が簡単に過ぎますかね…？
この「感謝祭」は、日本で言えば「勤労感謝の日」に類似していますが、「勤労感謝の日（2021年は11月22日）」は「ブラックフライデー」に近いですよね。
日本では、「勤労感謝の日」に合わせて、または「二十四節気の小雪（11月21日頃）」に合わせて、冬物セールが行われることも多く、「需要の先食いになる」との声もあるとか。
Amazonの「ブラックフライデー」
Amazonの「ブラックフライデー」は、11月26日（金）9：00～12月2日（木）23：59の間で開催されます。
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