もし、身近な人がいつもと違うなと思ったら、「うつ病」を疑ってみてください。
その人の顔の表情が違ったり、急に無口になったり、仕事でミスが多くなったりした場合には、「うつ病」を疑ってみることが必要だと思います。
家庭や職場の中で「うつ病」ではないかと思う人がいたらどうしたらいいのでしょう?
「家庭」において…!
家庭においては、いつもと顔の表情が違う、食欲がない、元気がない、いつも見ているテレビを見ない、趣味に興味を示さないなど、「うつ病」のサインに気づくことがあるのではないでしょうか。
意外と本人は気づいていないこともあると思います。
まずは、本人と話をしてみることが一番大事ですね。
そこで素直に話ができる家庭環境であれば、病院に連れて行ってみるなどの対応ができると思います。
多くの場合、本人は「うつ病」ということを認めたくないでしょうし、逆に反発することもあると思います。
また、何か原因があったとしても、話したくないのではないでしょうか。
ここが「うつ病」の難しいところですね。
しかし、そのままほっておいて、症状が悪化してしまい、最悪の事態になることもあり得ます。
また、家族が本人のために良かれと思って取った行動や言動が、本人にとって、さらに追い込むこともあるのです。
一時の症状である場合には、普段の顔つきになったり元気が出たりするなど、元に戻ることもあります。
うつ病の症状が続くようであれば、病院での治療を受けなければ回復できないのではないでしょうか。
何とか方法を見つけて出して、病院に連れて行くことを考えましょう。
一度病院に行けば、後の通院はできると思います。
「病院に行くこと」、これが一番大事なことだと思います。
うつオジサンは、一人暮らしが長いので、家族がどういった対応ができたのかは分かりません。
※ うつオジサンは、医師ではなくて、うつ病患者です。参考に留めてくださいね。
「職場」において…!
職場においては、顔つきが違う、無口になった、ミスが増えた、集中力がない、といったサインを出していると思います。
そのサインに気づいても、職場の人がどういった対応ができるのでしょう?
実際には家族に連絡することくらいしかできないのではないでしょうか。
うつオジサンの場合、元の上司から、部下が「うつ病」になり、残念ながら「自死」を選んでしまった経験を引き合いに出して、「どう対応していいか分からなかった。」と打ち明けられました。
うつオジサンが初めての入院を経験して、会社に復帰したときのことです。
うつオジサンに対しても「どう対応していいか分からない。」と言いたかったのでしょうね。
職場においてできることは、少ないのかも知れません。
職場においては、「うつ病」に対しての理解を深めることが一番大切なことだと思います。
現実的には、職場で「うつ病」になって休んでしまう人が出てしまったら、その人がしていた仕事をどう回していくかを心配することが先に立つのでしょう。
「うつ病」になった人を心配するよりも、どう仕事を回すかを先に心配するのは仕方がないことですね。
「うつ病」になって仕事を休んでしまった人は、職場のことを心配している場合ではありません。
自分のことさえまともに考えられないのですから。
うつオジサンは5回入院しましたが、それ以外にも短期の病気休暇を入れたら数えきれません。
本当に多大な迷惑を職場にかけてしまいました。
今さらながら申し訳なく思ってしまいます。
憎たらしい「うつ病」…!
家族の中でも、職場の中でも、「うつ病」になってしまった人がいると困ってしまいますよね。
「うつ病」になってしまった本人は、悪いことをしているわけではありません。
病気なのですから…。
うつオジサンのように、「うつ病」を再発しては会社に復帰する、…といったことを繰り返すことがないようにすることが大事なのです。
これは本人が一人で努力して何とかなる類のものではないのです。
用心していても「再発」してしまいます。
「うつ病」を患った人は、再発しないことを最優先にして生活をしていかなければなりません。
家族のためにも、職場のためにも、何よりも自分のために…。
そのためには、家族の協力や職場の理解が必要です。
これらは、うつオジサンにはなかったものなのですね。
うつオジサンにとって、何よりも憎たらしいもの。
それが「うつ病」なのですね。
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ストレスは自然に溜まっていきます。
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