うつオジサンの一番の問題は、この「眠る」ということです。
昨日、「うつ病に関する本」について書きました。
その中に書いてあったことについて物を申したい。
うつオジサンの睡眠…!
うつオジサンは、「むずむず脚症候群」の薬の1錠を含めて、寝る前に安定剤と睡眠導入剤を合わせて10錠飲んでいます。
最近は、午前0時前後に一回目の眠りにつきます。
1回目があるということは、2回目、3回目があるということですね。
だいたい1時間から2時間すると目が覚めます。
「よく寝たあ!もう朝か?」って時計を見ると、まだ午前1時!
それから1時間か2時間眠れずに眠ることを諦めた午前3時から4時頃2回目の眠りにつきます。
「よく寝たあ!もう朝か?」って時計を見ると、まだ4時とか5時です。
だいたいこれでうつオジサンの睡眠時間は終わりです。
ときどき、7時に朝食を取って、ソファーの上で横になっていると1時間くらいのおまけがつくこともあります。
これで計算すると最小2時間、最大5時間となります。
5時間眠れるのは月2~3回でしょうか?
平均では3時間くらいです。
話を本題に戻しましょう。
「うつ病に関する本」に「うつ病の人は、寝付けない、すぐに目が覚めてしまう、朝早く目が覚めてしまう、といった不眠に悩まされます。」、ここまではその通りです。
続けて「朝早く目が覚めるようなら、思い切って起き上がって少し体を動かしてみるのもいいでしょう。」って、うつオジサンはどこで起き上がればいいのでしょう。
どこで体を動かせばいいのでしょう。
さらに「それが無理なら、ベッドで横になっていてください。」「そうすると、だんだん起きるのが遅くなって、生活のリズムが崩れてきてツラさを増すことがあります。」とあります。
どれが正解なのか意味が分かりません。
朝早く起きて体を動かす → 無理ならベッドで横になる → 起きるのが遅くなる → 生活リズムが崩れる →ツラくなる
おかしいと思いませんか?
どんどんマイナスの方に話が進んでいると思いませんか?これはおかしい。
また、うつ病の人が早く起き上がって体を動かせるでしょうか?
話の流れが「結局ツラくなる」では、どうしようもありません。
ベッドで横になっていたら起きるのが遅くなる、そしてツラさを増します。
…て、じゃあどうしたらいいんじゃい!
人間の体は、何の刺激もなければ、25時間周期で動き出すようになっているとのこと。
前の夜に遅く寝たから、朝は遅く起きるという習慣を続けていくと、どんどん睡眠リズムが後ろにずれていってしまうのだそうです。
これは正論ではありますが、前述したことと矛盾を感じませんか?
「うつ病患者」は、眠れるだけ有り難いのです。
これは通常の人には当てはまることだと思いますが、「うつ病患者」に対しては疑問符です。
この著者は「眠くなってから布団に入るようにしましょう」と結論づけています。
うつオジサンは、いつ布団に入ればいいのだろう?
この著者はこの本を「うつ病患者」に向けて書いているのです。
他の項でも、通常の人には当たり前のことを、「うつ病」の人に向けて書いています。
当たり前のことができないから「うつ病患者」なのです。
そんなことわかってるわ!それができないから困ってるんじゃい!って感じです。
「眠る」ということ…!
「うつオジサンの闘病日誌」の中でも書きましたが、うつオジサンは一時「夢遊病」になった時期がありました。
マンションの12階のベランダや共用の廊下を意識がないまま歩いていて、転落しそうになったこと数回。
記憶にない買い物が数回。携帯の充電するところを踏みつけて壊すこと2回、廊下を歩いていて隣の部屋に入ったこと2回。(しかも覚えていない。)
さすがに後で怖くなりました。主治医に話したら、ただ笑っていましたが…。
人間、睡眠は大事です。
うつオジサンは、もともと眠るのが大好きでした。
誰に迷惑をかけるでもなく、お金がかかるわけでもなく、気持ちもいい。(朝の起床はツラいのですが…。)
何の楽しみもないうつオジサンから、「睡眠」という楽しみも奪った「うつ病」野郎には腹が立ちます。
もしかしたら、他の言語で「うつ病」は女性名詞だったら「うつ病」嬢になるのかな?(どちらでもいいです!)
カウンセラーから「週間活動記録表」というのを付けさせられています。
毎日の予定や睡眠時間、外出した時間、その日の気分、コメントなどを付けています。
睡眠時間は、黄色の蛍光ペンでその時間を塗っています。
一週間分を眺めてみると、睡眠時間のあまりの少なさに悲しささえ覚えます。
原因はただ一つ。「動かないから」です。
一日1000歩以上歩くことがあるのでしょうか?
動かないから眠る必要もないってことでしょう。
だって「うつ病」なんだから仕方がないのです。
「引きこもり」だから仕方がないのです。
どうにかせねばとも思いますが、仕方がないことは仕方がない。
お医者さんの魔法の言葉「しばらく様子を見ましょう!」で過ごすしかないようです。