「うつ病」になってしまってから、うつオジサンはなかなか「私はうつ病です。」って言えませんでした。
今ならば、堂々と「私はうつ病です。」って言えますけどね。
自分が「うつ病」だとは言えないもの…！
最近では、「うつ病」というものが広く知られるようになってきました。
そして、それが「脳の病気」であることやストレスが溜まると起こりやすい病気であることも、多少は理解されてきたように思います。
周囲にも「うつ病」の方がいることも多くなったのではないでしょうか？
だからと言って、自分が「うつ病」になってしまうと、なかなか「うつ病」であることは言いにくいものですよね。
それは、まだまだ「うつ病」が十分には理解されていないからでしょう。
残念ながら、未だに「仕事を休むための口実」だとか「ずる休み」だとか「怠け癖」だとかくらいにしか思っていない人がたくさんいることも事実です。
これは、「うつ病」になった人にしか理解できないことでしょう。
どれほど苦しいものか、どれほどツラいものかなんて、「うつ病」になってみないと分かりませんよね。
こんなに苦しいのに、こんなにツラいのに、「ずる休み」とか「怠け癖」で済まされてしまったら溜まりませんよね。
それでも、「私はうつ病です。」とはなかなか言えないのです。
それならば、何故、「私はうつ病です。」と言えないのでしょう？
「うつ病」は「精神疾患」の一つです。
そして、「精神疾患」に対する偏見はまだまだあるのだと思います。
かく言う、うつオジサンもそう思っていました。
「私はうつ病です。」と言おう！
うつオジサンは、会社を辞めてからは、堂々と「私はうつ病です。」と言えるようになりました。
うつオジサンは、一人暮らし引きこもりなので、偏見の目で見られようとどうでもよくなったからです。
うつオジサンがまだ会社で働いていた頃には、「うつ病」で入院して復帰したときに、「どこが悪かったの？」とか「何の病気だったの？」とか聞かれたら、「自律神経失調症」とか「なかなか眠れなくて…！」とか言って誤魔化したりもしていました。
うつオジサン自身が、自分を偏見の目で見ていたのですね。
また、ときには困ったこともありました。
例えば、運転免許証の更新のときに、お薬の副作用で指が震えてしまい、窓口の女性に代筆をお願いしました。するとその窓口の女性に「どうされたのですか？」と尋ねられました。
うつオジサンが「私はうつ病で、薬の副作用で指が震えて…。」と答えたら、その窓口の女性は制服警官のところに行き、何事か相談をされて、戻ってくると「お医者さんから診断書を書いてもらってきてください。」とのこと。（診断書を添付したら、すぐに更新はできました。）
「うつ病患者」は、車の運転もできんのか？
さらに、うつオジサンは様々な病院にも通院していますが、それらの病院で「他に悪いところはありませんか？」と聞かれることがあります。
うつオジサンは、「頭が悪いです。（笑）…実はうつ病があります。」と答えます。
すると、そのお医者さんや看護師さんの態度が変わります。
うつオジサンは、うつ病歴17年目のオジサンなので、もう慣れちゃいましたけどね…。
うつオジサンは、会社勤めという社会の枠からはみ出たので、堂々と「私はうつ病です。」と言えますが、現役で働いていたり、学生であったりする場合には、なかなか言えないのかも知れませんね。
今回、何故このようなことを書いたかと言えば、“志那（中国）” のニュースを見たからです。
うつオジサンは、『 “志那” と呼ぼう運動』を一人で勝手に提唱しています。
東アジアの一部を除いて、世界中のほとんどの国では、“志那” を語源にした呼び方をしています。
「中国」とは、世界の中心の国という意味です。（中華思想ですね。ふざけるにも程がありますよね。）
China=中国ではなく、China=志那（しな）なのです。
うつオジサンは、このような誤った解釈で「中国」と呼ぶことに違和感を感じるのです。
“志那” は、決して世界の中心の国などではありませんし、そうなったら困りますよね。
そこで、一人で『 “志那” と呼ぼう運動』を提唱しているのです。
話しが横道に反れちゃいましたが、うつオジサンはこれと通じる気がしました。
「私はうつ病です。」と言い続ければ、「うつ病」はみんなに寄り添える気がしたのです。
「うつ病」はごく当たり前の病気、身近な病気になる気がしたのです。
「私はうつ病です。」と堂々と言えるような社会になると良いですよね。
そして、“志那” と呼べる日本人でありたいものです。
