うつオジサンの「うつ病」の治療は、主に「ケタミン治療」と「投薬治療」の≪カリフォルニア・ロケット≫です。
うつ病歴18年目に突入しても、相変わらずこれらの治療を受けています。
『うつオジサンの闘病日誌』を読んでくださる方は、「うつ病」の方やそのご家族の方が多いのでは…。
そこで、改めてこれらの治療を紹介しようと思います。
うつオジサンの「うつ病」の治療~「ケタミン治療」と「投薬治療(カリフォルニア・ロケット)」~
うつオジサンは、「うつ病歴18年目」の普通のオジサンです。
「うつ病歴18年目」なので、普通かどうかは甚だ疑問ですが、うつオジサン自身は普通のオジサンになりつつあると思っています。
その理由に、「ケタミン治療」と「投薬治療(カリフォルニア・ロケット)」を受けているためか、「うつ病患者」でありながらも普通のオジサンでいられる時間が意外に長いと感じているからです。
また、うつオジサンの「うつ病」の最大の症状である「不眠」についても、昨年の夏から半年ほどかけて、“寝る前のお薬”が10錠から7錠へと減らすことができました。
これは、10月に街中のマンション(市役所・警察署・消防署のすぐ近く)から2㎞ほど離れた静かな住宅地にある実家に引っ越しをして、環境が変わったことが大きのではないかと思っています。
このことに対しては、今月の主治医の診察(令和4年1月20日)と調剤薬局の薬剤師の先生から、それぞれうつオジサンの努力に対してお褒めのお言葉をいただきました。
(ただし、まだまだ、“寝る前のお薬”を減らしていく必要があるのですが…。)
さらに、実家にいる“プードルのハナちゃん(実名)”によるアニマルセラピーの効果も大きいと感じています。
ハナちゃんが散歩に行きたがるので、「引きこもり」のうつオジサンを外に連れ出してくれたりするからですね。
(これまで、サーちゃんと仮名で呼んでいましたが、本名はハナちゃんです。)
さて、そろそろ本題である「うつ病」の治療の一種である「ケタミン治療」と「投薬治療(カリフォルニア・ロケット)」について説明しましょう。
「うつ病」の治療~「ケタミン治療」~
うつオジサンは、この「ケタミン治療」を2020年の夏頃から受けています。
「ケタミン治療」は、「うつ病」の治療の一つで「ケタラール」という薬剤」を点滴で受ける治療法です。
これまで度々「今日のケタミン治療」として、その日に受けた治療の感想を書いてきました。
度々書いてきたってことは、その日によって治療を受けたときの感覚が違うってことの裏返しでもあります。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」に抵触する恐れもあり、「ケタミン治療」の効果を書くことができないため、治療を受けたその日のうつオジサンの感想を書いてきました。(しっかりと調べて書けばいいのですが…。)
効果があるとかないとかを書くことは、難しい「薬機法」を勉強して理解をしなければならないので、うつオジサンの苦し紛れの苦肉の策としてその日の感想を書いてきたのですね。
さて、本題に戻りましょう。
「ケタミン治療」に用いられる「ケタラール」という薬剤は、アリルシクロヘキシルアミン系の解離性麻酔薬です。
この「ケタラール」を点滴で受けること約40分。
そこから30分間は、ベッドで横になっていなければならず、その後看護師さんから「今日は何日ですか?指は何本立ってますか?」という質問があり、正確に答えられて、かつ、ふらつきや気分の悪さがなければ終わりになります。
しかしながら、「ケタミン治療」は、通院での治療が“禁忌(してはならないこと)”なので、一日入院での治療となっています。
なので、一日中病院の待合室にいなければならないのがツラいところです。
また、治療の日は、朝食抜きでタバコやコーヒーもダメと色々と制限もあり、これまたツラいところです。
「ケタミン治療」を始める前には、「インフォームドコンセント(医療側と患者側との間で十分な説明を受けた上での合意)」をきちんと交わすことが必要となります。
色々と大変な面もありますが、「うつ病患者」であるうつオジサンは、約1年半ほど受け続けているので、その効果のほどはご推察いただけるのではないでしょうか?
一般的には、「自死願望」や「酷い落ち込み」がある方には即効性があると言われています。
「ケタミン治療」の詳細につきましては、2020年7月2日投稿(2022年4月6日リライト)の「「ケタミン治療」という治療法…!」をご参照ください。
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「うつ病」の治療~「投薬治療(カリフォルニア・ロケット)」
「カリフォルニア・ロケット」とは、「うつ病」の治療で処方されるお薬のことです。
少し難しくなってしまいますが、どうぞご理解を…。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、セロトニンを放出するシナプスのセロトニントランスポーターに選択的に作用して、セロトニンの再取り込みを阻害して、結果的にセロトニンの濃度が高くなります。
[SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)の場合には、ノリアドレナリンも…。]
NaSSa(ノルアドレナリン作動性・特異性セロトニン作動性抗うつ薬)の作用は、中枢神経のシナプス前a2-自己受容体とヘテロ受容体に対して阻害作用をして、中枢神経のノルアドレナリンとセロトニン(5-HT)の神経伝達を増強するため、セロトニンやノルアドレナリンを直接的に増やす効果があります。
セロトニン受容体のうち、5-HT2及び5-HT3受容体を阻害するため、抗うつ作用に関連する5-HT1受容体を選択的に活性化させます。
「カリフォルニア・ロケット」は、SSRI又はSNRIとNaSSaの2錠を併用して、セロトニン・ノルアドレナリンが減りにくい環境の中で、さらに直接的に神経伝達物質を増やすことにより、より強力な抗うつ作用を発揮させようとするものです。
上記のように、「カリフォルニア・ロケット」は、お薬の服用の組み合わせによって、抗うつ作用を増強させようとする投薬の治療法なのです。
この「ケタミン治療」と「カリフォルニア・ロケット」を続けているために、うつオジサンは「普通のオジサン」である時間が長くなってきているような気がしているのです。
このまま「普通のオジサン」の時間がどんどん増えていき、「うつ病歴19年目」に突入するのを阻止して、「うつ病」が完治してくれるといいのですが…!
うつオジサンが受けてきた「うつ病」の治療法については、
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もしも、あなたが「うつ病」の中にいるのなら、あなたに合った治療法を見つけてくださいね!