うつオジサンは、4月から元気がなかったため、主治医が「大人の発達障害」ではないかと疑い、「心理テスト」を受けました。
合計で7種類、一番長いもので3時間かかったものもありました。
先日、ようやくその結果が出ました。
「大人の発達障害」ではなかったので、一安心…!
しかし、元気が出ないのは相変わらずです。何が悪いんでしょうね?
うつオジサンの「大人の発達障害」の「心理テスト」結果が出ました…!
「大人の発達障害」の「心理テスト」の結果を公表します。
WAIS-Ⅲ(知能検査、情報処理)
◎ 全検査IQ(FIQ)=107(90% 信頼区間:103-111)
○ 言語性IQ(VIQ)=109(90% 信頼区間:104-113)
○ 動作性IQ(PIQ)=103(90% 信頼区間:97-109)
● 言語理解(VC)=111(90% 信頼区間:105-116)
● 知覚統合(PO)=103(90% 信頼区間:96-110)
● 作動記憶(PO)=103(90% 信頼区間:97-109)
● 処理速度(PS)=94(90% 信頼区間:88-101)
AQ(自閉症スペクトラム指数)
総合得点:27点(33点以上で自閉症スペクトラム疑い) ⇨ 否定的
WURS(ウェンダー・ユタ評価尺度)
総合得点:5点(46点以上でADHD疑い) ⇨ 否定的
A=ADHD(成人期ADHDスクリーニング)
総合得点:32点(54点以上でADHD疑い) ⇨ 否定的
○ 発達障害について
全体的知的水準は問題ない水準にあります。
詳細な特徴を見ると、本人の能力の中では、言葉を使って物事を説明したり、理解することは得意ですが、スピードが求められる単純作業では時間を要することが示唆されました。
発達障害に関する自己記入式の質問紙検査では、ADHD、自閉症スペクトラムともにカットオフ値を超えていませんでした。従って、主観的に見て、ADHD、自閉症スペクトラムの方が抱える悩みは見られないと思われます。
○ 性格傾向について
対人場面でストレスがかかった場合は、相手に対して不平不満を言ったり、問題解決を求めることが少ない傾向が示唆されました。
フラストレーションを出さずに、起きた問題の責任を相手にも自分にも向けないことが多いという結果が出ていました。
そして、問題解決の際には、時間の経過や周囲の状況から見て、自然に問題が解決することを期待し、社会的習慣に順応する傾向が強いと考えられます。
その背景には、内向的で、他人が自分をどう思っているかに過敏であるという性格傾向が影響していると思われます。
これらの特徴は、協調性があるという長所であるという反面、傾向が強くなると過剰適応になり、必要以上に我慢したり、無理をしてしまうことが多くなる可能性があります。
実際に、カウンセリングでは、仕事に対して「期待に応えたい気持ちがある」という発言もみられました。
周囲からの評価を重視する傾向が強いため、他者から認めてもらえないと感じると自信を持つことができなくなってしまい、不安や抑うつ傾向が強くなったり、身体的な不調につながる可能性があります。
周囲の様子を窺いながら、他人のために行動することができる優しさのある方です。
できることを把握しながら、自分なりの目標を設定するなどして成功体験を積み重ねていくことで、自分で自分を評価できるようにまると良いと思われます。
以上が、「大人の発達障害」の「心理テスト」を受けた結果のすべてです。
何はともあれ、「大人の発達障害」ではないみたいなので良かったです。
また、「心理テスト」は言い得て妙ですね。
「優しさのある方」ってとこだけは、違っているような気がします。