「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

うつオジサンの人生は、淋しい人生…?

うつオジサンは、他の人にはあるものが足りません。
それって「淋しい人生」なのでしょうか?

うつオジサンに足りないもの…!

うつオジサンは、週の半分はうつ状態でベッドの上かソファーの上で過ごしています。
これは、人の半分しか時間が使えないということです。
…なので、時間が足りません。

うつオジサンは、音痴です。
…なので、歌唱力が足りません。
うつオジサンは、会社に入社してから30歳ころまでしかカラオケを歌っていません。
決して上手とは言えない人が、カラオケを歌っているのを聞くと羨ましく思えます。

うつオジサンは、味覚音痴です。
…なので、味覚が足りません。
食事は、お腹が減るから何かを食べるだけです。
例えば、「この刺身は脂がのっていて美味しい。」とか「やっぱり冷凍ものはだめだね。」とか言われても、さっぱり違いが分かりません。
飲み物も「ビールはやっぱりこれだね。」とか言われても、ビールはビール、お酒はお酒、焼酎は焼酎、ワインはワイン、でしかないのです。

うつオジサンは、慢性的な鼻炎のため、鼻が利きません。
…なので、臭覚が足りません。
たまに飲み屋のお姉ちゃんに「何か臭くない?」とか聞かれても、さっぱり臭いを感じません。
10代の頃から、左の鼻が開通したことがないのですが、それが原因かどうかは分かりません。

うつオジサンは、指が震えます。
…なので、触覚が足りません。
何週間もかけて、やっとあと一つでクリアとなったLINEのゲーム、それを横にずらせばクリアなのに、指が震えてそれを横にずらすことができません。
ひどいときには、ポットからお湯を注ごうとすると、指が震えてこぼします。

うつオジサンは、近眼です。近頃は老眼も加わってきました。
…なので、視力が足りません。
資料を見ながらパソコンに文字を打ち込む仕事をしていると、メガネを付けたり外したり、もう大忙しです。
ときどき頭の上にのせたメガネを忘れて、仕事机の上を探し回ったりもします。

うつオジサンは、物忘れが酷くなってきました。
…なので、記憶力が足りません。
先月は1度だけ飲みに行きました。
夏なので飲んで帰ってから涼しいようにと考え、ベッドルームのエアコンのタイマーをセットして出かけました。
家に帰ると何故かリビングが涼しい…と思ったら、リビングのでかい方のエアコンがつけっぱなしでした。

うつオジサンは、「引きこもり」です。
…なので、会話が足りません。
毎週木曜日に精神科で「ケタミン治療」を受けています。
その時に主治医と看護師さんと会話するくらいです。
他には、買い物をしたときに「レジ袋をご利用ですか?」と聞かれるので「お願いします。」と答えています。
それが会話というのなら週に2~3回はあるのでしょう。
 
うつオジサンは、不眠症です。
…なので睡眠時間が足りません。

うつオジサンは、うつ病です。
…なので、元気が足りません。

…だからと言って!

うつオジサンは、だからと言って自分を「淋しい人生」だとは微塵も思っていません。

それら一つ一つを思うと、実に不便というか悲しいというか何というか。

しかし、全体的に見ると、何一つ不自由のない暮らしをしています。

引きこもりだからと言って、不規則な生活を送っているわけではありません。

食事は、朝食7時、昼食12時、夕食19時と決めています。
「抗うつ剤」や「睡眠剤」も時間を決めてきちんと飲んでいます。
「うつ状態」になったり眠れないのは仕方がないことです。

元気なときには、買い物や外出もします。ブログも毎日書いています。
仕事ができるときには、パソコンに向かっています。

誰にだって足りないものはあるでしょう。
誰にだってできないことはあるでしょう。

…だからと言って、嘆いたりしないで、できることを喜びましょう。

きっと、みんな一緒だよ!

PrawnyによるPixabayからの画像)
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