うつオジサンは、主治医から「焦らないように…!」と診察のたびに言われています。
人は「焦るな」と言われると、余計に焦ってしまいますよね。
「焦る」ということ…!
「焦る」とか「焦燥感」も「うつ病」の症状の一つです。
人様には「のんびり過ごせばいいんだよ!」と言いながら、うつオジサン自身が焦っているのです。
何を焦っているのかは、自分自身でも分かりません。
例えば、「働かなければ食べていけない。」という状況まで追い込まれているわけではありません。
しかし、「働かなければ…」と焦ってしまいます。
昨日書いたとおり、うつオジサンは多趣味です。
することはたくさんあります。…にも関わらず「何かしなければ…」と焦ってしまいます。
「何かをしなければ…」と思う分だけ、時間が過ぎていくのだと焦ってしまいます。
もう若くはないのだから、「何かをしなければ…」と焦ってしまいます。
…かと言って、「何かをしよう」としても、実際には「何もできない」のです。
うつオジサンの「焦り」は何処からくるのでしょう?
うつ病だから…。
「うつ病」だから仕方がないと自分を慰めてみても、何の解決にもなりません。
「焦る」ものは「焦る」のです。
うつオジサンは、週の半分くらいは「うつ状態」で、ベッドで寝ているかソファーの上で丸まっています。
これはこれでツラい。
しかし、「うつ状態」なのでツラくて苦しい気持ちしか持ちません。
残りの時間、つまり「うつ状態」ではなくて、元気なときに焦ります。
もっと有意義に過ごせばいいものを、何を焦っているのでしょう。
部屋の中を見渡してみると、しなければならないことは山ほどあります。
それらの一つずつでも片付けていけばいいものを、それらのことには一切手を付けず、新たな「何か」を探してしまうのです。
もう手の施しようはないのでしょうか?
うつオジサンの足のように…。
うつオジサンは、「足が痛い痛いオジサン」でもあります。
今日も整形外科に行って痛み止めをもらってきました。
もっとも、気休め程度の効き目しかありません。
眠剤と同様に「これ以上は出せません。」と言われています。
以前、その整形外科の院長先生に「足首から下を切り取って欲しいくらい痛い。」と話したところ、「それも選択肢の一つです。」と真面目な顔で言われてしまいました。
足の痛みは、眠っているとき以外はずっとうつオジサンを苦しめています。
うつオジサンは眠れないので、一日中痛いのです。
これはこれでツラいです。
痛みに耐えるしかないので、ひたすら耐えています。
しかし、現実の身体の痛みより、ありもしない「焦り」の方が苦しいとは、何とおかしいことか?馬鹿らしいことか?
そうは思っても、「焦る」ものは「焦る」のですから仕方がありません。
今日は、うつオジサンの愚痴です。
こんな日もあるさあ。
うつオジサンは、自分に言おう!「のんびり過ごせばいいんだよ!」ってね。