「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

うつオジサン、「無気力」になる。

うつオジサンは、週に1~2回ほど「無気力」になってしまいます。
せめてもの救いは、一日中ではなくて、主に午前中だけだということです。
「無気力」は、うつオジサンの「うつ病」の症状の一つです。

「無気力」になるということ…!

「無気力」になってしまうと何もできません。
ホントに何もできなくなるのですよ。
この「無気力」の状態は、「うつ病」になったことがある人にしか理解できないでしょうね。

うつオジサンの場合、これとは別に「うつ状態」という症状があります。
「うつ状態」になってしまっても、これまた何もできません。
この「うつ状態」も週に1~2回、襲ってきます。

では、この「無気力」と「うつ状態」の違いはどこにあるのでしょう。

「無気力」の状態は、ただ「無気力」になって何もできません。
「うつ状態」は、「無気力」状態に「うつうつした気分」が加わります。
なので、「うつ状態」の方がツラいってことですね。
うつオジサンの場合、「うつ病」=(「無気力」or「うつ状態」)+「睡眠障害」と言ってもいいのかも知れません。

今日は「無気力」の状態だったのですが、後から考えてみると、時間が勿体ない気がしてなりません。
「うつ病」の症状、つまり「病気」なので、考えてみたって仕方がないのですが…。

うつオジサンの場合には、この「無気力」と「うつ状態」に加えて、「睡眠障害(不眠)」という難敵が待ち構えています。
睡眠との戦いは、毎晩のことなので非常にツラいです。

「お風呂に入る」ということ…!

午後からは、完全に普通の人に戻りました。
お風呂に入り、洗濯をして、コンビニで支払いをして、スーパーに買い物に行くこともできました。
「無気力」や「うつ状態」のときには、これらの一つだってできません。

うつオジサンは、考えてみました。一番大切なことは何か?…と!
うつオジサンは、一人暮らしの引きこもりです。
なので、見た目を気にすることはまったく必要ありません。
マンションはオートロックなので、誰一人訪れる人はいません。ただの一人も…!

つまり、「お風呂に入る」ってことが一番大切なのではないのか?
外出するときには、いくらうつオジサンだからと言っても、見た目は気にします。
なので、「お風呂に入る」ことが必要になります。

普通の人にとって、「お風呂に入る」ことは日常的なことでしょう。
幼い子どもだってできることですね。
しかし、「うつ病患者」にとっては、うつオジサンにとっては、一大決心をしなければ、それができないのです。
「そんな大げさな…。」と思われるかも知れませんが、本当のことなのですよ。

「お風呂に入る」ことができれば、外出もできます。それは気分転換にもなります。
「お風呂に入る」ことができれば、次のことができるのです。
なので、「お風呂に入る」ことは、「うつ病患者」にとって、一番大切なことだと気がつきました。
今頃気づくとは、うつオジサンとしたことが…!

「うつ病」は、何とかならないものか?

不思議なもので、精神科の病院に行く“木曜日”には「無気力」にはなりません。
もちろん「うつ状態」にもなりません。
何故なのかは分かりませんが、ちゃんと「お風呂に入って」から病院に行きます。
何かの本で「病院にいくと安心する。」と読んだことがあります。
きっとそう言うこともあるでしょう。それにしても元気過ぎる気がします。

毎週木曜日に、一日入院で「ケタミン治療」を受けています。
(「ケタミン治療」とは、ケタラールという麻酔薬を点滴で受ける「うつ病」の治療法の一つです。)
「ケタミン治療」を受けた後に、毎回診察があります。
元気な木曜日、おまけに「ケタミン治療」まで受けたうつオジサンは、普通の人のように主治医と話すことができます。
うつオジサンの日常の症状を話すのですが、元気なうつオジサンが話すことがどこまで主治医に通じているのか、はなはだ疑問です。
その証拠に、うつオジサンの主治医は様々な宿題を出します。
例えば、
・カリフォルニア・ロケットについて自分で調べてください。
(カリフォルニア・ロケットとは、抗うつ剤の組み合わせによって効果を上げる処方の仕方…かな?)
・それぞれの薬についての効果を調べてください。減らせるものは減らしましょう。
・ケタミン治療とはどういうものか、自分で調べてください。
(もちろん、「ケタミン治療」を受ける場合には、医者と患者の間の十分な情報を得た上での合意である“インフォームドコンセント”が必要となります。その前段階で言われたことです。)
・睡眠剤を毎日10錠飲んでいるので、非常に心配です。自分で調べて減らす努力をしてください。
…といった具合です。

これらを「うつ病患者」にさせるのですから、うつオジサンの症状が十分に伝わっていないのではないかという疑問は、当然のことだと思いませんか?

うつオジサンの主治医は、当然「うつ病」になったことはありません。
そんな人に「無気力」だの「うつ状態」だのと言っても、体感したことがないので分かるはずはないのですけどね。

「無気力」「うつ状態」「睡眠障害」の中の一つでも何とかならんもんかね!

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mmmCCCによるPixabayからの画像)
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