私は、眠れない夜を過ごし、明け方に眠りについたとき夢を見ます。
この夢の中には面白いものがたくさんあり、私一人で味わうのが勿体ないと思っています。
そこで、このブログで紹介しています。
今回のタイトルは、「僕たちのスクール・ウォー」です。
はじめに…!
今回の夢は、夢の中のお話しとは言え、実弾が飛び交う恐ろしい夢でした。
それも夢の中の私は、まだ高校生であり、高校生同士で殺し合うお話しでした。
実際の戦争・戦闘とは比較にはならないのでしょうが、十分にその恐ろしさを感じました。
今回ほど夢から覚めてホッとしたことはありません。
このようなことが世界のあちこちで行われていると思うと、私は言いようのない怒りを覚えました。
また、今回の夢を見た理由は、ミャンマーのクーデター軍と市民との間で起こっていることが、私の記憶の欠片として残っていたことにあると思っています。
私の今回の役柄は、上述のとおり高校生でした。
今日の夢の中には、教師であったり警察であったり、大人は一切登場しませんでした。
「生徒会長の死」がもたらしたもの…!
僕は、一応は真面目なごく普通の高校生です。
ありふれた高校生生活を過ごしていましたが、あることを境に高校が二分されてしまいました。
それは「生徒会長の死」でした。交通事故だったようです。
僕は生徒会長を良く知りませんでしたが、やはり悲しい出来事でした。
数日後、新しい「生徒会長」を選出するための生徒総会が開かれました。
通常通り、生徒会副会長が立候補して、その場で決定しようとしました。
しかし、強硬派の連中がそれには応じませんでした。
強硬派の中からも立候補者が現れたのです。
立候補した生徒は、校内で一番のワルで、いつも問題ばかり起こしているヤツでした。
強硬派はその取り巻き連中です。
強硬派の生徒たちは、新しい生徒会長の選挙を次の日曜日にしようと言い出しました。
特に強く反対する理由も見当たらなかったので、皆はそれを了承しました。
しかし、これが大きな間違いだったのです。
この強硬派の連中が生徒会を牛耳ると、この先の学校生活がどうなるか分かりません。
なので、きっと次の日曜日にはほとんどの生徒たちが参加することでしょう。
スクール・ウォーの始まり…!
日曜日になると、続々と校庭に生徒たちが集まり始めました。
その校庭には、真ん中に白線が真っ直ぐに引かれていました。
何を表す白線なのかは誰にも分かりませんでした。
生徒たちの多くは「この白線でどちらにするかを決めるのだろう!」と思っていました。
しかし、強硬派の連中にも分からないようでした。
校庭の真ん中の白線をまたがるように、二分された形で生徒たちは集まりました。
副会長派も強硬派も学年もクラスも男女も関係なく、白線によって二分されたのです。
しばらくすると一瞬辺りが真っ暗になって、再び明るくなると様相がガラリと変わっていました。
白線を境に大地が二分されていて、校庭のそれぞれの逆側には、たくさんの銃器が山のように積み重なっていました。
強硬派の連中が面白がって、銃を取り上げ、二分された逆側に向かって撃つと、一人の生徒が倒れました。
それに怒った逆側の強硬派のワルの一人が銃で撃つと、今度は二分された逆側の生徒が倒れました。
すると、みんなが銃を手にして、互いに銃撃戦が始まりました。
僕たちの本当のスクール・ウォーの始まりでした。
生まれてはじめての銃撃戦…!
お互いの取り決めで、校舎内は立ち入り禁止で、副会長か強硬派の一番のワルのどちらかが捕まった時点で終わりにすることに決まりました。
捕まるのは、生死を問わずってことのようです。
校庭内に塹壕のようなものを掘るヤツや、見張り役のヤツなどが自然発生的に行っていました。
女子生徒は、後方支援で食料の調達やけが人の手当てなどをしていました。
誰かが僕に向かって、「裏山の方に行って、奴らが来ないようにしてくれ!10人くらい連れて行け!」と言いました。
その誰かは強硬派の一人でしたが、このような時にはこういう連中が意外と役に立つのかも知れません。
僕は言われたとおりに裏山に行きました。
10人でだいたいの守りができるような要塞のようなものを作りました。
こういう時には、人はよく働くみたいですね。
相手の方を見てみると、相手も要塞のようなものを作っていました。
僕が一息ついていると、“ヒュン”という音が僕の目前を通り過ぎると、10人の中の一人が倒れました。
倒れた一人も強硬派のヤツでしたが、僕は腹が立って要塞から抜け出して、相手の要塞に向かって数発銃撃しました。
その時、僕の胸に痛みが走ったと思った瞬間に、足が言うことを聞かずに倒れてしまいました。
僕の意識は次第に薄れていきました。
「夢の終わり」…!
私が見た夢はここまでです。
いつも通り、文章にするための加筆はしてありますが、ストーリーは変えていません。
今日の夢は、本当に怖い夢でした。
ミャンマーなどの国々では、毎日このようなことが起こっているのかと思うと心が痛みます。
残念なのは、私が真っ先に死んでしまったことですね。
現実に何かが起これば、きっと私はすぐに死んでしまう側の人間の方だと思ってきました。
どうやら、本当のことかも知れませんね。
決して助かる側の人間ではないでしょう。
せめて夢の中くらいは、カッコ良くならないもんかね!