「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

「夢のお話」 第20話 ~「張り込み」~

私は、眠れない夜を過ごし、明け方に眠りについたとき夢を見ます。
その夢の中には面白いものがたくさんあり、一人で味わうのが勿体ないと思っています。
そこで、このブログで紹介しています。

今日の夢のタイトルは、「張り込み」です。

「事件発生」…!

私は、新聞を取っていますが、なかなか読むことができません。
…なので情報の仕入れ先は、BSニュースか携帯のニュースくらいのものです。

ある日のニュースで、私が働いていた会社で事件があったことを知りました。
私が働いていた会社で「不正取引」が見つかり、その被害額は数千万円にも及ぶとのことです。

まあ、私は会社を辞めてしまった身なので関係はない…と思っていました。
ただ「みんなは大変だろうな!」くらいにしか考えていませんでした。

1週間ほどしてからのこと。
オートロックのチャイムが鳴らされたので画面を見てみました。
すると、いかつい顔つきをした二人組の姿が映っていました。
何事かと思い、受話器を取ると「〇〇警察署の者ですが、少しお話をお聞きしたいのですが…。」とこと。
私は「何か悪い事をしでかしたのか?」と思いましたが、引きこもりなので、そんなことができるはずもありません。

私は、オートロックの鍵を開けて、自分の部屋の前で待っていました。
しばらく待っていると、警察官を名乗るスーツ姿の二人組がやってきました。
実際に見る警察官は、テレビで観るようなスマートさはなくて、ただがっしりした体つきが印象的でした。

「□□さんですか?」と尋ねるので、「はい、そうですが…。」とぶっきらぼうに答えました。
さらに「以前勤めていらっしゃった会社の事件のことはご存じですか?」と聞かれたので、「ニュースで見ました。」とまたまたぶっきらぼうに答えました。

「ちょっとお邪魔してもよろしいですか?」と言われましたが、「散らかしているので、ここでいいですか?」とうつオジサンが言うと、部屋の中をちらっと見てから「それでは、ここでお話をしましょう。」と低い声の警察官の方が答えました。
実際は、掃除もしていない部屋に入ってもらうのも恥ずかしいし、普通なら出すであろう「お茶」さえもなかったために部屋に入れなかったのです。

二人組の警察官(刑事だろう?)の話をまとめると、
・会社で不正な取引が行われて5,800万円が振り込まれた。…が、そのような取引実態はなく、振込先は海外口座であった。
・会社関係者や取引業者からの聴取は終わり、不正に関与したと思われるような人は見つからなかった。
・現在は、会社や取引業者の退職者からの聴取を行っている段階である。
…のようなことを、声が低い方ではない警察官が言いました。

私が「警察官も大変ですね!」と言うと、目つきがギラリと変わったように見えました。
それから、うつオジサンの現状を聞かれたので正直に話しました。内容は、
・退職してからはフリーランスの仕事をボチボチしていること。
・パソコン2台と携帯2台を持っていて、私用と仕事用に使い分けていること。
・退職の原因になった「うつ病」は改善していなくて、相変わらず不眠症であること。
…ってことくらいです。

「最後に、少し…。」と低い声の方の警察官が「あなたは、会社にお勤めされていた時にプログラミングの勉強をされていたそうですね。」と聞いてきました。
私は「勉強ではなくて、会社からの強制ですよ。もう忘れちゃいましたけど。」と答えました。
さらに「夜は起きていらっしゃる時が多いのですか?」と聞かれたので、正直に「そうですね!」と答えました。
また、目つきがギラリと変わったように見えました。

それだけで用は足りたのか、礼を言って帰って行きました。

次の日から、私への「張り込み」が付くことになったようです。

「張り込み」…!

私は、普段通りに生活していましたが、どうも周りに気配がするような気がしていました。

ある日、ベランダで煙草を吸いながら周囲の様子を窺がってみると、ずっと止まっている車があることに気づきました。
そして、その中には例の二人組の警察官の顔がありました。

「テレビと一緒で張り込み下手だなあ!」と私は呆れていました。

しかし、よく考えてみると、私は疑われているということになります。
何か気に入らない。いや、我慢ならない!
私のような善人を疑うとは何たることか!
正直にすべて教えたではないか!
私に逆恨みされると怖いのだ!
警察官に思い知らせてやろう!
そして、私は私なりの逆恨み返しの方法を考え始めていました。

2日後の夜、相変わらず下手な「張り込み」をしている警察官が乗っている車に、夜食の「サンドイッチと微糖の缶コーヒー」の差し入れをしました。
驚いている二人組の警察官に「お疲れ様です。無駄な時間を使うのは止めません?何ならお手伝いしましょうか?」と私。
二人組の警察官を乗せた車は、せっかくの差し入れを受け取りもせず走り去って行きました。

ここから、私の推理の検証が始まるのです。
2日間である程度の推理は終わらせました。
後は、検証するだけでいい…のです。

私が立てた推理はこうです。
・外部や退職者の犯行ではない。事件は会社の中で起こっているのだ。
・大きな額を扱える部署は限られている。その中に犯人はいる。
・その部署の中で、犯罪を犯しそうなヤツは絞られる。単独では無理だ!
・誰と誰が組んだら犯行が可能か?
…そして、私はある2人を思いつきました。間違いない!

犯人を見つけ出すことが、二人組の警察官に対する私なりの逆恨み返しの方法でした。

それから、相変わらず「張り込み」下手な二人組の警察官に「張り込み」をされながら、私の「張り込み」が始まることになりました。

「夢の終わり」…!

私の見た夢はここまでです。
いつものとおり文章にするために加筆はしていますが、ストーリーは変えていません。

私の「夢」は、いつもいい所で終わってしまいます。
また、眠れずに明け方まで起きていたときにしか「面白い夢」を見ることはできません。
どうせならちゃんと眠れて、最後まで「夢」を見せて欲しいものです。

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