「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

「夢のお話」 第8話 ~壊れたピアノ~

私は、眠れない夜を過ごし、明け方に眠りについたとき夢を見ます。
この中には、私一人で味わうのが勿体ないと思えるようなお話もあります。
そこで、私はこのブログで紹介しています。
今回のタイトルは、「壊れたピアノ」です。

アメリカ旅行…!

僕の音楽仲間で、「アメリカ旅行」に行くことになりました。
(「夢のお話」の中でアメリカ旅行は、三度目です。実際は一度も行ったことはないのですが…。)

その旅行の目的は、“X American”というロックバンドのコンサートの鑑賞です。
あとは、ありふれた観光地めぐりです。

目的は最後の夜の“X American”のコンサートなので、その間の2日は、自由行動にしようと日本を出発する前に決めていました。
しかし、アメリカに着くと音楽仲間の10人は、いきなり「あそこに行きたい」「いや、あっちの方に行きたい」と揉め始めました。

もちろん英語は誰一人話せません。
そこでツアーガイド兼通訳を雇っていました。
ツアーガイド兼通訳は、一人なので団体行動をするか、もしくは単独行動するかです。
誰一人単独行動をすると言い出す人はいなかったため、ツアーガイド兼通訳にお任せで観光をすることで落ち着きました。(夢の中ではあちこち行ったようでしたが、覚えていないので省略します。)

僕の音楽仲間の内訳は、男性7人、女性3人です。
楽器の違いはありますが、みんなそれなりの腕前の仲間です。
プロの音楽家ではないのですが、バンドを組んでいたり、個人であったり、いつも小さなホールを借りてコンサートをする仲間です。
本職はそれぞれです。会社員がほとんどですが、ピアノ教室の講師、アルバイトの学生だったりです。
みんな仲が良くて、会社員の一人が“X American”の大ファンで、一人でどんどん話を進めてしまい、この10人でアメリカまでやってきたというわけです。

僕は、アコスティックギターが専門なので“X American”の曲は知りませんでした。
日本を発つ数日前に、やっと数曲聴いたくらいのにわかファンです。
まあ、ロックなので、いい曲だとは思いませんでしたけどね。
仲間のみんなが行くって言うので、僕もついてきちゃいました。

最後の夜、いよいよ“X American”のコンサートが始まりました。
いい曲だとは思っていなかったのでが、やはり生のコンサートは違います。(夢ですが…。)
僕もすっかりノリノリになっていました。

壊れたピアノ…!

興奮の“X American”のコンサートも幕を閉じました。
会場を引き上げようとした時、ツアーガイド兼通訳が「“X American”のバンドメンバーに会ってみるかい?」と聞いてきました。
そんなことができるのだろうか?
“X American”の大ファンのヤツが「本当に会えるの?」とツアーガイド兼通訳に聞くと、「“X American”のメンバーとは友達なんだ!」と言い、全員が「会う、会う!」と言ってました。

ツアーガイド兼通訳についていくと、楽屋のような大きな部屋で「“X American”のバンドメンバー」に会うことができました。
みんな英語が話せないので、結局は握手する程度だったのですが…。

「“X American”のメンバー」の一人が、「舞台に立ってみるかい?」と言ってくれたようで、僕の音楽仲間10人はぞろぞろと「“X American”のメンバー」の一人について行き、舞台に立っていました。
僕たちは、みんな音楽をしているので、それぞれの楽器に触れさせて貰ったり、弾かせて貰ったりして、夢のような時間を過ごしました。

僕の音楽仲間の一人に、ピアノ教室でピアノを教えている女性がいます。
その女性は、当然ピアノに目がいきました。
ツアーガイド兼通訳が言うには、そのピアノは数億円する品物らしいのです。
ピアノを教えている女性だけでなく、他の音楽仲間も興味深々です。

「“X American”」のピアノ担当のメンバーが、「弾いてみるかい?」と言ってるらしく、ピアノを教えている女性は真っ先にピアノを弾き始めました。
他のメンバーも当然、数億円のピアノに触れたいので、順番に椅子に座り、鍵盤の一つを押して「ピーン!」と鳴らしては「おーっ!」という歓声を上げていました。

10人が一通り弾き終わってというか触り終わって、「“X American”」のピアノ担当のメンバーと再び握手して帰ろうとした時のこと。
数億円のピアノの辺りでざわざわしていました。帰ろうとする僕たちは引き止められてしまいました。

どうも数億円のピアノのどこかが壊れてしまっているらしいのです。

どうして僕なんだ…!

確かピアノ教室でピアノを教えている女性が弾いた時には、綺麗な音が出ていました。
残りの9人は鍵盤の一つか二つを押して音を出しただけです。
そして、その後は誰もそのピアノに触れていないのです。

「“X American”」のピアノ担当のメンバーが異変に気付いたのだそうで、僕たち音楽仲間10人には何が何だか訳が分からないまま、引き止められました。
舞台の両袖には、早くも警備員が立ち、誰一人通さないといった構えです。

舞台の後ろの方で、無言で固まっている僕たち音楽仲間10人のところにツアーガイド兼通訳がやってきました。
ツアーガイド兼通訳が言うには「ピアノの重要な部分が壊れているみたいです。コンサートに帯同しているピアノの制作会社の人が言うには、修理代が日本円で2億円ほどかかるみたいです。」…と。

どこをどう壊したら修理代が2億円もかかるのだろう?
そんなことを考えていると「“X American”」のピアノ担当のメンバーが、僕たちのところにやってきました。

「君たちを疑っているわけではありません。私も目の前であなた方の行動を見ていたのですから…。」
さらに「数百万ドルのお金が欲しいわけではありません。ただ、あのピアノには思い出や愛着があって、壊れてしまったことが許せないのです。」
そして、「あのピアノなしでは、私はピアノが弾けないのです。」と言っているようです。

僕たち音楽仲間10人もあと数時間もすると帰国しなければなりません。
ツアーガイド兼通訳からこちらの事情を説明してもらったところ、「では、責任者の方がお一人残って欲しい。ピアノが壊れた原因や責任の所在が分かるまでは…。」…とのこと。
それも仕方がないことです。
最後にピアノに触ったのは、確かに僕たち音楽仲間10人なのですから。

無言の状態がしばらく続いたあと、一人、また一人、僕の方を見てくるようになっていました。
そのうち「この中に責任者と言える人はいませんよね。でも、仕事をしていない人が一人だけいます。」と言い出すと、その他全員が僕の方を見ていました。

確かに状況を考えれば、残るのは僕しかいない。
仕方なく承諾してツアーガイド兼通訳に伝えました。

僕は、10日間ほどホテルに缶詰め状態にされました。
そんなある日、「“X American”」のプロデューサーか誰かが通訳を連れてやってきました。
「これ以上、あなたをアメリカに引き留めておくのは申し訳ない。日本に帰って、こちらからの連絡を待ってください。」と言われ、やっと解放されました。

「やっと日本に帰れる!」

薄情なヤツら…!

日本に帰ってすぐに、いつも集まる場所に何度も行きましたが、だれも着てくれません。
仕方なく、僕の音楽仲間9人に順番に電話をしてみました。誰一人電話に出てくれません。
会社やアルバイト先やピアノ教室など、音楽仲間9人の働いているところを訪ねてみましたが、みんな居留守を使ったり、アルバイトを辞めていたりしていました。

僕はこれからどうしたらいいのだろう?
そう思っていると、携帯がなりました。
電話に出ると「 Hallo ! 」から始まる電話でした。

意外と怖い夢…!

私が見た夢はここまでです。
今日も、固有名詞や文書にするための加筆はしてありますが、ストーリーはそのままです。

目覚めてみるとなんてことない夢でした。…が、意外に怖い夢でした。
人に見捨てられた気分を十分に感じました。人の薄情さも…。

奇しくも、「宅地建物取引士」の資格取得試験にチャレンジする友人から、協力の要請がありました。
私は、頼まれると断れないのです。

そのことが「夢」として現れたのかも知れませんね!

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