「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

「夢のお話」 第9話 ~言い伝え~

私は、眠れない夜を過ごし、明け方に眠った時に夢を見ます。
その中には、面白いものが多く、私一人で味わうのが勿体ない気がします。
そこで、このブログで紹介しています。
今回のタイトルは「言い伝え」です。

攻撃される…!

僕は、部活のサッカーとバンド活動で忙しい高校生です。
ホントなら、そこに勉強が加わらないといけないのですが、勉強の方は全然です。

放課後、いつものように、グラウンドでサッカーボールを追いかけていると、遠くで爆発音がしました。
「なんだろうね、ガス爆発かな?」とチームメイトと話していると、その爆発音はどんどんと近づき、そしてあちこちで聞こえてきました。
その爆発音に機関銃か何かの音も混じっていることに気づきました。

生徒は校舎や体育館の中に逃げ込み、学校の放送で「皆さん、すぐに校舎に入ってください!」と教頭先生が叫んでいます。
校舎の方に向かって走っていると、シュルシュルと音がしたかと思ったとたん、校舎は一瞬で爆破されてしまいました。
僕も爆風で吹き飛ばされていました。
その後に「ババババー、ババババー」と機関銃のような音が聞こえ、グラウンドにいた生徒は次々と倒れていきました。

何が起こっているのかも分からず、僕は校舎の端の方にある大きな木の下に走って行きました。
冷静になろうと思い、その大きな木の下で呼吸を大きくしてみました。
その瞬間、近くに爆弾が落ちて、僕の意識も遠ざかっていきました。

何とかいう知らない島…!

僕は、どれだけ意識を失くしていたのだろうと思いながら、上半身を起こしました。
そこは、学校のグラウンドではなくて、ジャングルの中にでもいるような感じでした。

爆弾が落とされ、機関銃で射撃され、校舎が吹き飛ばされた。
僕の近くに爆弾が落ちて意識を失った。…、そこまでは覚えてる。
なぜ、爆弾が落とされ、機関銃で射撃されたりしたのだろう。
平和な国、日本で…。いったい何が起こったんだ!

馬鹿な頭で考えたって、何かが分かるわけもないと思ったので、十分に用心しながら、周辺の様子を見にいくことにしました。
ジャングルのような中をしばらく歩いたところで、周辺に明るさを感じました。
「やっとジャングルを抜け出せる。」

「思ったとおりだ!」、やっとジャングルを抜け出すことができました。
周りは短く刈り取られたような草むらで、「令和」の時代を感じさせるものは何一つありません。

「ここはどこだろう?みんなはどこだろう?校舎が爆発されたけど、あれは何だったんだろう?これは、きっと夢なんだ!」

そんなことを考えながら歩いていた時に気づきました。
「どうして軍服を着ているんだろう?」…と。
もうわけのわからないことだらけ…。
傍らの石に腰かけて頭を抱え込んでしまいました。

すると、視線を感じて、一瞬ひるみながらも、視線の先を見ると、いつの時代のファッションなのだろうというような服を着た子どもたちがいました。
僕がそちらの方に行こうとすると、子どもたちは逃げ出しました。
子どもたちを追いかけていくと、そこには村がありました。
僕を見た村人たちは、僕の方に近づいてきました。

「オイオイ、どうなるんだ?殺されるのか?これも夢だよなあ!」…と、考えていると、村人たちは僕の両腕をつかんで、一軒の家の中に連れていかれました。
どこの言葉なのか分かりませんが、何やら相談しているようです。

「あなたは、日本軍ですね。日本軍の人たちはみんな逃げました。」と日本語を話す長老らしい人に言われました。
「日本人ですけど、どこに逃げていったんですか?そして、ここはどこですか?」と尋ねてみました。
長老がいくつかの地名らしい単語を言いましたが、知らない地名ばかりです。

その中に「ソロモン」と聞こえた気がして、僕は長老に「ソロモンですか?」と聞くと「ここはソロモン諸島の〇〇〇島です。」と答えました。
「ソロモンってどこ?」って思いましたが、確か習ったような覚えがありました。
パプアニューギニアとかの辺りだっけ?

長老に「パプアニューギニアの近くですか?」と尋ねると、長老は大きく頷きました。

タイムスリップ…!

そこの島の人たちは、僕に対して好意的で、食べ物や飲み物をたくさん持ってきてくれました。
お腹がいっぱいになるほどご馳走になってから、長老に色々と教えて貰いました。

日本軍がアメリカの真珠湾に攻撃をして戦争が始まったこと、数日前までは日本軍がたくさんいたこと、アメリカ軍が近づいてきて日本軍はみんな大きな船に乗ってどこかに行ったこと、などです。

「ちょっと待ってよ、ってことは、今は戦時中なのか?」
「じゃあ、タイムスリップしたってこと?」
「でも、令和の日本で攻撃を受けていたけど、あれは何だったんだろう?」
「そうだ、一番大事なことは、どうしたら令和の時代に帰れるかだよな!」

「タイムスリップなんて冗談だよな、きっと夢だよな!」と思ってみたりもしましたが、時間が経っても夢は覚めてくれませんでした。

守護神…!

数日が過ぎて、村人とも仲良くなりました。
言葉は通じなくても、身振り手振りで何とかなるってことも分かったし、笑うことは世界共通なんだってことも分かりました。
でも、肝心の未来に帰る糸口は何一つ見つかりませんでした。

ある日、僕の名前を聞きつけた老婆が僕を呼んでいると長老が言うので、その老婆の家に行きました。
僕の顔を見た老婆は、いきなり両手と頭を地面につけて何かを叫んでいました。
すると、長老をはじめ村人もみんな、老婆と同じように両手と頭を地面につけながら何かを叫び始めました。

日本語が分かる長老に「何が起こったの?」と聞くと「あなた様は、この島の守護神!神様なのです!」と答えました。
村人たちは「いつか島の守護神、神様がやってくる。」という言い伝えを信じてきたらしいのです。
その名前が僕の名前と同じで、顔の作りがその神様の顔形らしいのです。

それからは、特別扱いで、村の若い女性たちが水着を付けただけのような格好で、色々と世話をしてくれるようになりました。
まるで夢の中にいるような毎日でした。(本当に夢の中なんですが…。)

ふと、僕は日本の未来にいる彼女は生きているのだろうか?家族は生きているんだろうか?と心配しなければいけないことに気づきました。
本当に彼女や家族のことは心配だけど、僕の今の状態のほうがよほど心配です。
やはり、彼女の方がいい!彼女に会いたい!日本がいい!日本に帰りたい!どうしたら帰れるんだろう?
でも、日本は攻撃をされていたんだよな!なぜだったんだろう?

僕は思い切って「日本に帰りたい!方法はないのか?」と老婆に聞いてみました。
すると「村の言い伝えでは、守護神はいつかはいなくなる。けれど、またすぐに帰ってくる。そしてずっと村人を守ってくれる。」らしく、未来へ帰るということはまったく分からないらしいのです。

ただ、「村の北側にある洞穴が、村の神々が住んでいる場所と言われている。そこに行って欲しくはないが、神様はきっと帰ってくるので、洞穴にいってみたらいい。」と長老が老婆の言葉を通訳してくれました。

その夜、一人でこっそりその洞穴に行ってみることにしました。
その洞穴の中に入ると神棚のようなものが祭られていて、そのすぐ横に1mくらいの大きさの穴が開いていました。覗き込むと「天の川」なのか「銀河」なのか分かりませんが、綺麗な星たちが渦を巻いているように見えました。
いかにも「タイムスリップ」できそうに見えます。

どうなっているのか分からない未来の日本に帰るのか、この平和で穏やか島で生きていくのか?
さて僕はどうしたらいいのだろう?

夢の続き…!

私が見た夢はここまでです。(タイムスリップの夢は2回目です。)
ここからどうなるのか、夢の続きを見てみたいものです。
今回も、文章にするための加筆はしましたが、ストーリーはまったく変えていません。

私は、明け方まで眠れないときに面白い夢を見ます。
1~2時間で目が覚めてしまうのですが…。

「夢」の中では、数か月くらいの期間が経っています。
「夢」とは本当に不思議なものですね!

時計

船
最新情報をチェックしよう!