「うつ病歴20年目」のオジサンの闘病日誌です!「うつ病」かなって思ったら…!「うつ病」になっちゃったら…!「うつオジサンの闘病日誌」を読んでみてください!何かのヒントになるかもよ!

「夢のお話」 第47話 ~何人暮らし?~

私は、眠れない夜を過ごし、明け方に眠りについた時に夢を見ます。
その夢の中には面白い物が多く、一人で味わうのが勿体ないと思っています。
そこで、このブログで紹介しています。

今回のタイトルは、「何人暮らし?」です。

僕は、東京で働く35歳。現在は独身です。現在はと言うか、ずっと独身です。

東京での仕事にも行き詰まりを感じていて、また、両親からの勧めもあり、Uターンして地元に帰ることにしました。

大学時代から東京で一人暮らしをしてきたので、今更ながら親と同居するのには抵抗があったため、Uターンするに当たっては自分なりの計画を立てていました。

計画と言っても、就職先を決めてから今の会社を退職して、さらに両親とは一定の距離をおいた場所に家を建ててからUターンするという計画です。

親は、「同居すればいいのに…。」と言ってくれていますが、気ままな一人暮らしが長かったせいもあって一人暮らしでのUターンをすることにしました。

要するに会社に退職願を提出するまでには、ある程度の準備をしてから地元に帰ろうとしていたってことです。

会社には「こき使われた」という感覚しかなかったので、会社には愛着もなく、退職することにはまったく抵抗もなくて、逆にホッとしているって感じです。

自分でUターンするって決めてからは、物事がトントン拍子に決まっていきました。

・新たな就職先が見つかる。

・実家とはあまり離れていないところに土地を購入した。

・大まかな家の設計を自分で考えて、実際の設計・建築を地元の友人に頼んだ。

…の3つです。

会社の仕事はほったらかしにして、この3つのことばかり考えていたために、トントン拍子に話が進んだのかも知れません。

新しい就職先と新しく住む土地を見つけ、後は家を建てるところだけまではトントン拍子に進みました。

家の建築だけはやはり自分で建てる家なので、こだわりも持ちたかったですし、将来のことにも考えておかなければなりません。家族が増えるかも知れないってことですね。

しかし、将来のことよりも早く会社を辞めて地元に戻りたかった僕は、和洋1部屋ずつとキッチン・お風呂・トイレ・洗面所と将来2階建てにすることを想定した簡単な設計にしました。

ちょうど地元の友人が親の工務店を引き継いでいたので、その友人に設計・建築の一切を任せました。

家を建てる算段がついたところで、僕は会社を退職しました。

後は、家が完成するのを待つばかりです。

実家に何かあったときのために、実家との距離は2kmほどの距離の場所を見つけていました。

新しい就職先は、家が完成してUターンしてからということになっていたために、僕は家が建つのを待つだけでよかったのです。

その家も簡単な設計にしたために、思ったより早くに完成しました。

土地・建物のいわゆる住宅ローンも新しい会社で働けば余裕で返済できますし、前の会社の退職金の一部も前金払いとして支払ったため、思っていた金額よりも随分支払額が少なくて済みました。

家が完成して、会社も退職して、いよいよ待ちに待った引っ越しです。

僕は早速引っ越しの算段をして、そしてUターンしました。 家電はすべて新しいものに買い替え、見た目はすべて新品の家になりました。大満足です。

Uターンして、新しい就職先の仕事にもボチボチ慣れてきた頃、1人の若者と知り合いました。新居の近くにある居酒屋で飲んでいるときに知り合いました。

年齢はまだ24歳で見た目も若いのですが、何か年齢よりも随分老けた印象です。

阪神タイガースのファンということで話が合い、酔っぱらった勢いで私の新居で飲み直そうということになりました。その若者は何の仕事をしてたんだっけなあ?

その若者から「友人を呼んでも良いですか?」と聞かれたので、気持ちの大きくなっていた僕は何の疑問もなく「いいよ!」と返事をしていました。

30分ほど過ぎた頃、その友人たちがやってきました。「友人」が「友人たち」になっていました。友人たちと言っても3人で、みんな阪神ファンだということもあり、さらに盛り上がりました。

夜も遅くなったので、僕は「今夜は泊っていけば…。」と、その若者たちを新居に泊めてあげました。

次の日は土曜日だったので、新居で思いっきり飲んで騒ぎました。

しかし、若者たちは日曜日になっても帰る素振りを見せません。

さらに若者の友人の一人が「友達を呼んでも良いですか?」と聞かれたので、僕は「何人でも呼べば」と言ってしまいました。

すると、しばらくしてから、その若者の友人の友達たちがぞろぞろとやってきました。

人数を数えるでもなく、座る場所を探す方が忙しいくらい。

ざっと数えただけで20数人がいました。

その日は、その若者の友人の友達たちが買ってきたアルコールを朝から飲んでいて、状況判断が鈍っていたのでしょう。

しかし、みんないいヤツらです。

そして翌日の月曜日になっても、その若者もその友人もその友達も誰一人帰りません。

火曜日になっても、水曜日になっても、多少の人数の変化はあったかも知れませんが、座る場所を探すのが大変なくらいなのは変わりません。僕は昼間仕事に行っているので、彼らが昼間は何をしているかと言えば、やはりアルコールを飲んだり眠ったりしているようです。

木曜日になって、僕は一人ずつ住所氏名と職業と携帯の番号を記入する「入退室表」を玄関の入り口で書いてもらうことにしました。若者も友人も友達も、きちんと玄関の入り口で入退室の記載をしてくれています。

僕は、彼らの職業欄が気になって、その入退室表を見ましたが、予想通りみんな「無職」でした。年齢はまちまちですが、みんな20代です。住所欄が空白の人も数人います。

特に悪いことをするわけでもありませんし、食料は自分たちで調達してくるので、追い返す理由がありません。ただ眠るスペースが狭いくらいのこと。

それに本当に、みんないいヤツらなんです。

それに、なぜかうまくやっていけてる感じなのです。

そんな日々が2か月、3か月続いていた頃、僕に彼女ができました。

新しい会社では、僕のことを「東京帰りのやり手」「一人暮らしの家持ち」「彼女募集中」と訳の分からない噂が流れていました。

僕は、東京帰りですが「やり手」ではありませんし、また「彼女募集中」でもありません。それに「自分の家」は持っていますが、一人暮らしではありません。何人暮らしなのでしょう?

それでも好きな人はできますし、「OK!」が出て彼女ができることだってあるでしょう。

彼女であれば、私の「家」を見たいと思うでしょうし、招待されるのを待っているのかも知れませんよね。

案の定、今度家に遊びに来たいと言います。

さて、僕はどうしたらいいのでしょう?

若者も友人も友達もみないいヤツらなので追い出すわけにもいかないのです。

私が見た夢はここまでです。

「何人暮らし?」というタイトルですが、実際は一人暮らしの引きこもりです。

おまけに「うつ病歴20年目」のオジサンです。

このような夢を見るってことは、一人暮らしから脱却したいとでも心の中で思っているってことでしょうか?

いや、そのようなことはないはずです。一人暮らしが快適なのですから。

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